9〜11月の焚木(全)  △戻る  ▲TOP

  02/11/04(月)   野辺の送り

まずは改めまして、二ヶ月近くに渡り音信不通で申し訳ございませんでした。

10/30付「お知らせ」でも書きましたが、私事で大きな出来事があり、精神的につらく更新のできない状態が続いていたのが原因です。

いままでも精神的に更新が辛かったことはありましたが、今回は長期に渡って楽しいことを考えることが殆ど出来なくなってしまい、日中は仕事に没頭、夜はひたすら何も考えないようにして、自分が精神的に回復するのをじっと待ち続けていました。

その結果、事実上サイト運営放棄という状態になってしまい、大勢のお客様にご足労とご心配をおかけしてしまったことは、いくら個人が趣味で運営するサイトとはいえ、あまりにも無責任だったと思います。

閉鎖も考えたのですが、このような状態でもお待ち下さってる方々がいらっしゃるのにそれはそれで無責任と思い、恥ずかしながら再開させて頂くことにしました。

もしお許し頂けるのであれば、またお付き合いください。


なお、再開にあたって以下に事情を書かせて頂きましたが、本来であればきちんと具体的にお話するのが筋とは思うものの、それには他人のプライベートに深く踏み込まねばならず、抽象的な表現に留めざるを得ませんでした。ご理解頂けましたら幸いです。






・・・・・・・・・・・・・・・。


九月のある日、古くからの知人が世を去りました。


責任はないのだけれど。

私に何らかの責任があるわけではないのだけれど。

それでも、どうして友人として助けてやれなかったのだろうかと。
せめて、気付いてやることくらいはできなかったのかと。
年に何回かは直に顔をあわせていたのに。

二十年前、子供だったあのときとは違うのに。
こんどはこんなことのないよう間に合ってみせるのだと。
あのとき間に合わなかった自分は確かに誓ったのではなかったか。

私は、こんどもまた、間に合いませんでした。





間に合いませんでした。


  02/10/30(水)   お知らせ

二ヶ月近くに渡り音信不通で申し訳ございませんでした。

私事で大きな出来事があり、精神的につらく更新のできない状態が続いていたのですが、漸く気持ちの整理もつき更新できそうなところまできました。(親父の健康の事ではないです。)

今週の日曜日(11/3)に正式に更新を再開致します。

そのときにお話できる範囲で事情(半ば言い訳ですが)も書きたいと思います。

あと数日、お時間を頂きたく。

  02/09/08(日)   収穫の季節

この週末、昨日今日とかけて自室の大掃除をしました。

掃除、といっても普通のそれではなく、春先に引越しした際に80箱ほどのダンボールに詰めたまま部屋の一角(というか半分近く)に積み上げ放置していた本やマンガ、雑誌、ビデオ、エロゲなどを、かなり思いきって処分したのです。


箱を開けると出てくるは出てくるは。

『ルバイヤート』に『少年探偵ブラウン』に『ゆんゆんパラダイス』、『マカロニほうれん莊』に『ふくやまジックブック』に『平成武装正義団』、『図書』に『いけないコミック』に『JUNE』、『ローマの休日』に『地獄』に『ようこそようこ』・・・

ここで名前の挙がったものは大部分わからん、という方もいらっしゃるかと思いますが、それで普通ですから問題ありません。どうしても知りたければGoogleで検索して頂ければ出てくるとは思いますが、他人に見つからない場所で検索されることを強くお勧めします。というか、そうして下さい。


私もオタクの端くれですから、自らの青春の思い出の数々(おぃ)を売り払ったり棄てたりするのは身を引き裂かれる思いでしたが、諸般の事情から心を鬼にし、思わず読みふけりそうになるのをグッとこらえ、どうしても棄てられない一部の品を除き、売却用の箱に詰め替え、あるいは廃棄用の袋に詰め込んで行きました。

なお、諸般の事情といっても、金に困ったとか、まして結婚するからという理由ではありませんので念の為。というか誰か嫁(以下略)


さて、この大掃除については大量のゴミが出ることが予想された為、予め40リットルのゴミ袋(東京都推奨の半透明のもの)を100袋ほど買っておきました。
雑誌や本は重い為、袋を三重にして詰めこもうと思ったのです。

ところが金曜の夜、仕事から帰ってくると、玄関で母が何やら積み上げているのに出くわしました。

「あら、お帰り。お疲れ様。」

「ただいま・・・って、なに、それ?」

「明日から大掃除でしょう。ゴミ袋にこれを使いなさい。」

「・・・それって、お米の袋じゃ・・・」

母が積み上げていたのはお米の袋、それもスーパーで売ってるような3キロ、5キロ入りのちゃちなビニール袋ではなく、農家が出荷用に使う30キロ入りの袋(厚手の紙の三層構造になっているもの)でした。

「そう。実家から古くなった袋を送ってもらったの。30袋あるからどんどん使いなさい。」

母の実家は農家ですから、出荷用の米袋を沢山持っていても不思議ではありません。
そして、確かに出荷用米袋は極めて丈夫ですから、本や雑誌を目一杯詰めこんでもビクともしないでしょう。有り難いことは有り難い。

でもさ。

「いや、有り難いんだが、もう40リットルのゴミ袋を100袋ほど買っちゃってるんだけど。」

「東京都推奨のでしょう?あれは透明だから中身が見えちゃうじゃない。ご近所に見られたら恥ずかしいものが沢山あるんでしょうから、こっちを使いなさい。これなら透けて見えたりしないから。」








次の燃えるゴミの日は火曜日です。

もし、9月10日の朝、あなたの自宅の近くのゴミ集積所に出荷用米袋が三十袋ほど積み上げられていたとしても、どうか見て見ぬ振りをして下さい。

いや、マジで(泣)




上記のような理由でくたくたです。
というか、やっとダンボール80箱のうち50箱を処分しました。
来週は残りの30箱・・・それと神田や秋葉原に売却に行かねば・・・

・・・と、とりあえず寝ます。

だいぶ涼しくなってきたようですが、季節の変わり目はまた体調を崩しやすいもの。
皆様もしっかり睡眠をとってお元気にお過ごし下さい。




△戻る  ▲TOP