Check Parts 

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  •  部品のチェック

    分解したら、各部のチェックをして、キズ、クラックがある部品は交換する。
    以下は特に注意する箇所
     
    部位 箇所 チェック項目
    カムカバー 内部 クラック
    シム・バケット 外周、トップ キズ、かじり
    シリンダー・ヘッド シム・バケット部 カジリ
      カムホルダー面 キズ
      シリンダー合わせ面  
      プラグ・ネジ山 かじり、ダメージ
      下側のスタッドボルト ネジ山
      バルブ当り面  
    シリンダー スカート部 割れ
    クランク合わせ面 クラック、凹み  

     

  •  合わせ面の脱脂

    必ず、合わせ面はパーツ・クリーナで脱脂すること。 クランク〜シリンダー・下側、シリンダー〜シリンダー・ヘッド

     

  •  クリーニング、面出し

    TT250Rの持病のオイル漏れ防止の為、面だしは丁寧に実施します。 特にクランクケースの左右の合わせ面。
    また、シリンダー・スカート部のOリング取り付け部のクリーニング、脱脂、ガスケット側の液体ガスケットの拭き取りは丁寧に実施します。

    ガスケットの拭き取り:クランク・ケース側にセットしたガスケットに液体ガスケットを薄く塗布してから、内側、つまり、Oリング側が当たるクランンクケース面は丁寧に拭き取ります。

    オイルラインの3箇所、カムチェーンテンショナーの面も面出しをしておく。

     
  •  (1)シリンダー、(2)カムチェーン・ガイド前側、(3)シリンダヘッド

    シリンダーを載せて、ガスケット+液体ガスケットをセットしたら、必ず、カムチェーン・テンショナー前側をセットしてから、シリンダーヘッドをセット

     
  •  シリンダーの締め付け

    シリンダーの4隅(4本)、カムチェーン外側(2本)、エンジンの前後、下側(2本)

    シリンダー4隅(4本)、シリンダー下側(2本)は平ワッシャーがあります。 カムチェーン外側(2本)はフランジ付き・ボルトで、平ワッシャーはありません。


     
  •  カムを載せる

    カムは分解したとおりに組めば、BTC状態で、INT側、EXT側をカムギヤのINT/EXTラインに合わせると、各々のカムは外側を向きます。

     
  •  カムチェーン・テンショナーの仮組、タペット・クリアランスの測定

    カムチェーン・テンショナーをガスケット無しで仮組して、数回、クランクを回してから、タペットクリアランスを測定する。クランクを数回転、回すのは、シム・バケットを落ち着かせる為です。

    BTC位置での、INT/EXTカムの位置を確認

    クリアランスが規定値の範囲内(余裕を持って、範囲内であること。 最小、あるいは最大の限界近くなら、シムの厚みを調整する)かどうかをチェックする。

     
  •  カムカバー

     カムカバーの取り付けボルトの内、カムホルダーの取り付けボルトの高さを事前にチェック。(カムに当たらないかどうか)

     カムカバー側の溝に液体ガスケットを半分ぐらいの深さに均等に塗ります。沢山、塗っても、はみ出すだけです。
    ガスケット(ゴム)を載せて、シリンダーヘッド側に液体ガスケットを塗る前に仮止めします。 
     カムカバーを取り外して、カムカバー内側にはみ出した液体ガスケットを綺麗に拭き取ります。

     カムカバー・ガスケットのシリンダーヘッド側の2本の溝に薄く液体ガスケットを塗ります。カムカバー内側にはみ出した液体ガスケットは綺麗に拭き取ります。

    カムカバーの取り付けボルトの内、カムホルダーの取り付けボルトのゴムの上下の面に液体ガスケットを塗ります。

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