E先生の大営業日記 1999年6月
これは「おにょれえええ!!!」な日々を送る私の友人である「E」の酒と涙の営業日記である。

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1999.6.26


出勤であった。特に業務というわけではない。
前にも書いたが、もともと会社のあいてるISDN回線を使って、
これも会社のルーター(ヤマハ RT80i)をつないで、自分のマシンで
快適インターネットをしていた。

最初プロバイダはOCNを使っていたが、使用料の安い3webに変えた
ところ、RT80iではつながらなかった。いろいろ試した結果、MN128では
つながるが、RT80iはダメであった。ただしRt80iのアナログポートに
モデム接続させれば問題なくつながった。

うーん、わからん。仕方ないので無名ブランドの怪しげなモデムボードを
買ってきて自分のマシンに装着し、インターネットをしていた。

 ところが先週フロア移転があり、なんたることか移設したISDN回線の口が
すごーい遠いところに移されてしまったのだ。エレベータホールを間に挟んで
東と西という感じだ。

 わしの快適インターネット人生を返せえええええええええええ!!!!!
と怒ってしまい、本日両者間をRJ45ケーブルで接続してきたのだ。
 20mケーブル−中継コネクタ−20mケーブル−中継コネクタ−20mケーブル
−中継コネクタ−10mケーブルをフリーアクセスの床に埋めてきた。
・・・。

70mだぞ70m。2時間かかったぞ。なんか人生を無駄に浪費した気分になった。

<本日のおにょれえええ!!!>
上述のごとく「しゃがみ」「うんこすわり」作業の午後であった。
腰が、腰が、いったーーーーーーーーーいいい!!!

1999.6.22


3ユーザーを訪問し、新規システムデモやらシステム操作説明やらハードトラブル
対応やらをおこない、社内では引っ越し後の力仕事をやったり人事評価シートの
ようなものを作成したりで、本日もまことに下っ端な一日であった。

どこが大営業やねんと最近自分でも思わないこともない。
今日は夕食はカレーである。久しぶりなので何故かわくわくしている。

<本日のおにょれえええ!!!>
ボーナスの支給明細が届いた。うーん、何で税金がこんなにたかいのじゃ。

1999.6.21


いつものように、月曜の朝はつらい。またまた頭の中で
(やすんじゃえよ)という悪魔のTEL休パターンが浮かんだが、
なんとか(いかーん、ジャンプを読むのじゃ!!!)と思い直し、
いつも通り(8:30会社着)出勤した。わしも成長したものだ。
 しっかーし、頑張って会社に行ったはいいが、仕事といえば

(1)10〜14:客先でパソコンを3.1→95アップグレード&
       NICつけてLAN接続及びNTサーバーへのユーザー登録。
(2)14〜16:食事と、その間に溜まった事務作業及び引っ越し後の荷物運び。
(3)16〜17:今月末で退社する元部下の挨拶周り同行。
(4)17〜20:打ち合わせ
(5)20〜21:事務作業

である。
仮に(3)がなければ、これを見ていったいだれが30を越した課長代理様の(名刺上
だけど)仕事と思うだろうか。自分でも思わない。思わせんなよ。

<読書のコーナー>
「戦闘機」 上下巻 レン・デイトン ハヤカワ文庫
 「グッバイ、ミッキー・マウス」の作者が書いた物だったので、
 なにも考えずに購入。
  バトル・オブ・ブリテンの研究文献であった。読む限り、
 イギリスが持ちこたえたのは奇跡である。戦後、これを読んだドイツ人は
 悔しがったと思う。

1999.6.17


 ここ数日プライベートで「ざけんな」的事柄がおこり、個人的に
「おにょれ」な闘争をしていた。うーん、大人って勝手だ。
「修正してやるー!!!」と叫びそうになった。

<読書のコーナー>
「マクリーンの川」 ノーマン・マクリーン 集英社文庫
 大自然のフライフィッシングを基調にした、兄弟愛と家族愛のエッセイ風小説。
「アライグマラスカル」の自然描写とフィッツ・ジェラルド風の切なさを
混ぜたような名作。大人の童話である。

<本日のおにょれえええ!!!>
ありすぎて書く気にもなれない・・・。
わしはキャッチボールの壁じゃないぞー!!!

1999.6.14


<読書のコーナー>
「グッバイ、ミッキー・マウス」 レン・デイトン ハヤカワ文庫
 第二次世界大戦のヨーロッパ戦線、P51ムスタングに乗る米軍パイロットの
 物語。只の軍事ものではなく人物描写中心のアンソロジー。秀作。

<本日のおにょれえええ!!!>
週明けからオニョレだった。朝7時過ぎに起きたが、なんとなくやる気無しモード
で午前中TEL休してしまった。・・・。またやってしまったか・・・。
 うーん、我ながらよく首にならないものだ。ひゃっひゃっひゃっ。
もちろん部下がそんなことしたらゆるさんけど。
 ごく軽度の出社拒否の気がする。

1999.6.11


朝からトラブルとかで4ユーザーに電話し、それだけで貴重な
1時間を浪費してしまった。
午前・午後とも1ユーザーずつ訪問し、商談。

はー、忙しいぞ。もう来週再来週の予定はほぼ埋まっている。

先ほど思い出したが、車の税金を払っていない気がする。
支払った記憶がない。しかし納付書をどこにやったのだろう。

たしか一昨年も「はらおうはらおう」と納付書をどこかにしまい込んでしまい、
そのままづるづると延滞してしまった。2回目の督促も「めんどくせー、ほしけりゃ
とりにこい!」と無視していたが、その冬に車を買い換えることになり、ディーラーに
「すぐに払ってきなさい」と馬鹿にされしぶしぶ納付にいったのだった。
ことしの冬は車を買い換えないので、新記録になるかもしれない。
払えよすぐに。

<本日のおにょれえええ!!!>
休み時間にイヤホンを探し歩いたが、案外LRタイプのロングコードものはうって
いないので、またもや今晩もTVに接近してゲームしなければならない。
そーかー、LRイヤホンって用途は殆どウオークマンだもんなー。
ちなみに愛用してたのは5mケーブルものであった。
ウオークマンにそんな長いケーブルいらんからなー。でもひったくられても3秒ぐ
らい音楽が聴けるぞ。

1999.6.10


朝打ち合わせ、昼から京都滋賀の3ユーザーを訪問。
帰社後、「こんなの誰かやっといてくれー!!!」といいたい
ユーザーからの電話メモが机におかれており、
0.5秒で不機嫌におちいる。
電話をとった部下に聞くと、「わたしわからないから・・・」という感じに
言われたので、もうちっとでその部下に爆発するとこであった。
俺を殺す気か?と言いたかったが、50%の確率で
「うん」と素直に言われそうだったのでなにもいえなかった。
 人間甘やかすとろくなことにならん。

<読書のコーナー>
東京出張などでたくさん読んだ。

「ドロレス・クレイボーン」 スティーブン・キング 文春文庫
 うーん、これがキングの作品か???という作品。

「秋ホテル」 北方 謙三 講談社文庫
 まーこんなもんでしょ、という典型的な北方作品。

「ラストフライト」 鳴海 章 ハヤカワ文庫
 戦闘機マニアなら楽しめる短編集。まーまー。

「大西洋漂流76日間」 スティーブン・キャラハン 早川書房
 題名通り、大西洋航海中の一人乗りヨットが沈没し、緊急用の
 ゴムボートで脱出した作者がいかに76日間(!)もの間
 生存したかをつづったノンフィクション。水を確保し、
 食料となる魚を銛で突き、またゴムボートを攻めてくる何匹もの
 鮫を追い払い、あるいはゴムボートの空気漏れの補修などで
 始終極限状態にありながら、こんな長く漂流したとは
 驚きである。「すげー」とおもったが、訳者あとがきを読んで
 さらにびっくり。興味ある方は是非どうぞ。あとがきが傑作
 (本編よりおもしろかった)。

「スコッチに涙を託して」 デニス・レヘイン 角川文庫
 アメリカの私立探偵が主人公のいわゆる「正統派ハードボイルド」。
 ハードボイルドはチャンドラーしか認めない!という気で読んだが、
 予想に反して非常におもしろかった。邦訳はこれしかなさそうであるが、
 次回作が出たら必ず買おう、と心に決めた。ハードボイルドファンには
 お勧めの一冊。

<本日のおにょれえええ!!!>

 昨晩ゲームをしようと、新しく買ったイヤホンをTVにつないだが、
なんとコード長1mの製品であった。しかたなくそれでゲームをし始めたが
余りにTVに近すぎるため、首と目が耐えられなくなってすぐにやめてしまった。
「つかえんやつよ!」とむかっとしたが、また壊すといやなので投げつけるとこま
ではしなかった。
よく考えると我が家でそのイヤホンは絶対に「つかえんやつ」であり、
いっそのこと窓を開けて「ぼけっ!」と投げつければ良かった。

1999.6.7


いつものことであるが、週明けはつらい。特に今朝のように
雨降りの日は出社したくなくなり、「やめじゃ!」と往年のT氏のように
わめきそうになる。ちゃんと出社したよ、今日は。
 だいたい朝はつらいので、雨降り以外でも夏の暑い日や冬の寒い日や
風の強い日や、あるいは睡眠不足のときとか前夜の酒が残ってるときとか、
単に会社で嫌な仕事のある日は出社拒否症になってしまう。つまり
よほど体力気力の整った日以外は出社したくなくなるのである。

 午前中社内会議、午後ずーと社外で会議。時間後明日、明後日に
東京出張する準備。

<本日のおにょれえええ!!!>
 昨晩ゲームをしていて間違って進めてそのまま上書きセーブをしてしまい、
「ふざけんなあああ!!!」とイヤホンを投げつけたら「ぼごっ」とイヤホンが
壊れてしまった。「ああ、ボクのかわいいイヤホンちゃん・・・」と言っても
後の祭りで、割れたところからコイルがびよーんとだらしなく垂れ下がってるので
あった。
 今日電気屋で買ったら結構高いのでびっくりしてしまった。1000円以下のも
のがなかなかないのだ。
 なぜか自己嫌悪に陥ってしまった。今日もゲームをするぞ。

1999.6.4


週初めに内示があり、副主事から主事に昇格した。
上級係長〜下級課長代理ぐらいの役職である。
ふふふ、えっへん、と喜んでいたら
昨日今日とユーザーのトラブル対応でかり出されてしまった。
主事様がなにをしてたかというと、フリーアクセスの床をめくり
LANケーブルを敷設し、40Kgもあるページプリンタを
一人で設置したのであった。・・・。
 うわあああああ、こんなの主事の仕事ぢやねー!!!
それにおれの担当でもないぞおおお!!!!
 ざっけんじゃ、ねえええええええ!!!!

<本日のおにょれえええ!!!>
またまた、というかええ加減にせえよ、というか、
手伝い業務の応援依頼が来ていた。これはパスして
喜んでいたら先ほど来週東京のユーザーで作業するように
命じられた。・・・。ばっきゃろー! ちっとはわしの
スケジュールも考えて働いてくれー!!!

1999.6.2


余りに腹立たしいことが多かったので日記を書く気も起きなかった。
あーやだやだ。年は取りたくないねー。
 この前の日曜日目覚めて、枕元にあった昨夜の飲みかけ缶酎ハイをのもうと
手に取ったら、蟻がうじゃうじゃたかっていた。蟻のくせに酒にたかんなよ!
 朝から気持ち悪いものを見た腹立たしさのままに薬局に行き、蟻駆除の餌を
買い、部屋に置いてみた。

 この駆除剤は顆粒タイプで、蟻が餌と勘違いして巣まで運ぶため、巣ごと
全滅させます、と勇ましくコピーが書いてある。
 しばらく観察してみてわかったのだが、どうも蟻にとってこの顆粒サイズは大き
すぎるみたいで運びかけても落っことしたりしてなかなか運搬が難しそうである。
仕方ないので手で顆粒をすりつぶして細かくして設置すること5分、ようやく
何匹かの蟻が巣まで持っていった(と思う。巣までは追いかけていない)。

 で、満足げに酒を朝から飲みながらしばらく観察してみたが、蟻にも個性があっ
て、まったく餌に割れ関せずというかわいくない奴もおれば、とりあえず餌を
運びかけるが数回おとしたら「もうやめじゃ!」とばかりに業務放棄するやつもいるし、
「下積みの苦節30年おれがやらなきゃ誰がやる」とばかりになにがなんでも
餌をはこんでしまうやつもいて、そういう頑張り蟻に対しては「おうおう
なかなかういやつじゃ・・・」とこちらも声援を送ったりしてしまうのであった。

 しかしたかが蟻である。気持ちのいい午後の日曜日に酒を飲みながら蟻を観察す
る妙齢独身のわしの人生はいったいどうなるのであろうかと、また激しく酒におぼれ
てしまうのであった。
 当然月曜は午前中死んでいたのであった。

<本日のおにょれえええ!!!>
・蟻駆除剤メーカーへ:もうちょい顆粒を細かくした方がいいぞ。

Copyright © 1998-2002 E

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