56000カウント記念小説 56000カウントをGETしてくださったのは、まきちさん。 お題は、 『 エジプト等の古代文明の時代に、氷河と瞬が二人でタイムスリップ 』 & 『 もちろん、ハッピーエンドでお願いします 』 とのことでした。 |
まきちさん、リクエスト、どうもありがとうございます〜vvv さて、そういうわけで、タイムスリップ。 私がこれまで書いたことのあるタイムスリップ話というと、ほぼ神話に片足突っ込んだ時期のシュメールと、ネブカドネザル王の頃のバビロニアくらい。 結構、時代ものを書いているつもりではいたんですが、その時代に生まれた二人の話がほとんどなのですね。 で、今回の舞台は古代エジプトです。 古代エジプトと言うと、学者さんたちによってそれぞれ言い分はございましょうが、ペルシャのカンビュセス王によって、エジプトがペルシャの一属州になった時まで、というのが、一般的なくくりでございましょう。 となると、ローマ時代のクレオパトラは当然、古代人ではなく、それ以外の有名どころとなると、ギザのピラミッド造営のクフ王、カウラー王、メンカウラー王、ハトシェプスト女王、宗教改革と美人妻ネフェルティティのアメンヘテプ4世、アブシンベル神殿造営と同じく美人妻ネフェルタリのラメセス2世、あとは、ツタンカーメンとアンケセナーメンあたり、でしょうか。 ……いずれにしても、はっきり言ってメジャーすぎ。 へたに手を出したら、私の知識不足がバレてしまいます。 なので。 そういうメジャーなところは避けまして、ほとんど記録の残っていない、古王国時代に行ってみることにしました。 今回の犠牲者は、古王国時代のごくごく初期の王様、セケムケト。 ちゃんとした四角錐の真正ピラミッドは造営されておらず、まだまだ階段状のでこぼこピラミッドだった時代の話です。 (ちなみに、これがセケムケト王の階段ピラミッドです。どこがピラミッドやねん なピラミッドでしょ?)(本来は、こんな形です) ちなみに、この話は、こちらにあります、グレアム・フィリップス著『消されたファラオ』とは全く関係ありません(時代が全然違いますしね)。 1954年に未盗掘の階段ピラミッドが発見され、マスコミ・学者たちが注目される中、棺の蓋が開けられたのに、中は空っぽだった……という話が元ネタです。 発見者がナイル川に身を投げたりして、結構騒がれた事件のようです。 それから、ちょっとした予備知識。 以下は、エジプト神話にお詳しい方はお読みにならなくても、全然OKです。 えーと、話の中で、氷河がホルスとセトのほも談義をしておりますが、まず、エジプトのエジプトの神々の基本的な系図(このページの下の方)。 この系図の一番下にいるハロリエスがホルスで、ヘリオポリス神話では、オシリスとイシスの息子となっています。 (『ヘリオポリス神話では』と書きましたのは、エジプト神話には色々な系統があって、それによって結構神々の関係が違っているから) (こちらの年表の初期王朝時代の記述にもあります通り、最終的にホルス神派がエジプトを支配するとこになり、ホルスが正統という神話がいちばんメジャーですが) で、そのほも談義は、 こちらのレタスの話が元になっています。 (これじゃわかりにくいとおっしゃる方は、こちらの同性愛の項をお読みください) ででででで。 ここからが問題です。 お題は、タイムスリップですよ、タイムスリップ。 前世でも来世でもなく、タイムスリップ。 飛んだ先でのことよりも、どーして飛んだのかの設定を捏造する方がはるかに面倒な作業です。 そんな設定をマトモに考えて記述してたら、それだけでどれだけの長さになることか。 読んでくださる皆様も、そんな設定説明部分を長々と読まされたら、はっきり言って、飽きると思います(『飽きさせないような文章を書けよ』という突っ込みは無しよ〜;;)。 なーのーでー。 卑怯な私は、以前書いた話の設定をそのまま流用することにしました。 これは、1997年に私が出しましたコピー誌の設定をそのまま踏襲しています。 で、ですね……。 その話は、お読みでない方がほとんどだと思うのです。 小部数発行のコピー誌でしたし、5年も前の本ですし。 なので。 今回は、『売った本の内容はネットにあげない』のポリシーを曲げて、以前出した本の内容を ↓ 下にUPさせていただきます。 ご購読くださいました皆様、本当に申し訳ございません。 クレーム等ございましたら、謹んで承りますので、メールか掲示板か、もしくは直談判で、その旨お知らせくださいませ。 お詫びに、お詫びに、お詫びに……うーん。私に何ができるでしょ? 次回HvLで、コーヒー1杯おごるというのはどうかしらv あ、新刊1冊、差し上げますでもいいかな。 そういうわけですので、大変申し訳ございませんが、どうぞ、お許しくださいませ〜;; |