魔人との邂逅T 「はじめましてと赤と青」

大阪の好色一代男光源氏みずは様からメールを頂く。

「22日(日)に東京へ行く。 供をせよ。」(大意<こら)


なんでも、健様主催のオフ会でこちらに来られるのだが、会の始まる午後4時まで三等兵様のご案内で東京(裏)名所巡りをするらしい。その際、私にも会いたいとのこと。

メールの末尾には携帯電話の番号が記され、お電話下さいとの一文が。

嬉しい反面、ネット上での知人と直にお話するのは初めての事。年甲斐もなく、思いきり緊張しつつ電話をする。

プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルッ

「もしもし・・・」

想像していたのと違い、ちょっと高い声。「みずはさんですか。」と言おうとするが、何と緊張のあまり声が出ない。新入社員か私は。
数秒間、沈黙が続く。

「・・・あ、えーと、みずはです。」

その瞬間、呪縛が解けた私はようやく言葉を口に出した。

「初めまして、溝口です。」

その後は何をしゃべったのか、実はよく覚えていない。ただ、みずは様が何度か苦笑されていたような記憶だけは残っている。はうっ(T_T)



前夜。
支度をしている私に母が尋ねてきました。

「明日、出かけるの?」

「ん、大阪から知人が出てくるから会うことになって。」

「・・・もしかして、インターネットで知り合った人?」

うおっ!?わかりますか、母上。

「まあね。」

「そう、殺されたりしないようにね。

インターネットにどんな印象を持っているのですか、母上。面子からして別な意味で危険かもしれませんが。


支度を済ませた私は早めに就寝。
なんと、興奮の余り寝付けず。生まれて初めて遠足に行く小学生か、私は。
結局、3時間しか寝れませんでした。まずいなあ。



当日は、山の手線沿いの某駅前にて10時に待ち合わせ。
三等兵様、みずは様とお会いするのは初めてのこと。舞い上がる私、3x歳。
ここでさらに、アフロ四天王の一角、空間ことユタ州様もご参加と知る。もちろんこの方ともお会いするのは初めてのこと。さらに舞い上がる私。
まずは初めましてのご挨拶・・・なのにまたしても緊張の余り声が震えてしまいました。なんか生まれて初めてデートをしたときのような気分。

三等兵様
サイトから想像される通りの、実に折り目正しい好青年。今回のツアー構成をご担当。
事前に想像していたお顔は(T◆T)でしたが、さわやかな容姿の方でした。

ユタ州様
これまたサイトから想像される通りの、知的風貌の方。みずは様の東京での宿主。
控えめな方ですが、強い意志の込められた目(きついのとは違う)が実に印象的。

みずは様
二枚目半風のしゃべり方をしながらも、しっかり通る声で相手に合わせて話題を振ったり受けたりと、お人柄が偲ばれます。事前に想像していた通りのお姿でした(こら)。


全員揃った所で最初の目的地へ。
渋谷方面の山の手線に乗り車内で歓談していましたが、気が付いたら池袋に到着。

逆方向に乗っていました。


ちょっと混乱はありましたが最初の目的地へ無事到着。

そこは「アンナミラーズ」と「神戸屋レストラン」が並んでいるので、電車移動なしで二ヶ店の制服鑑賞ができるというスポット。やりますな、三等兵様。
というか何故ご存知ですか、その若さで。おじさんは将来が心(巨大なお世話)


まずはアンミラへ。

アンミラへは何度 か行っているのですが、何度見ても凄いデザインと色彩の制服です。
さしものみずは様も一瞬気圧されたご様子でしたが、すぐに店内が見渡せる位置をキープ。
流石です。

一息つき歓談。

ここで三等兵様の容姿はサワヤカ系だと話題に上る。やはりそう思うよなあ。
さらにユタ州様が、三等兵様がろじぱらのワタナベ様に似ているのではないかとご発言。
実際にワタナベ様をご存知のみずは様、しばらく三等兵様を見つめ、衝撃のお言葉。

「物体として似ている。」

「そ、それはどういう(T◆T)」

狼狽する三等兵様。容姿は似ているけれど雰囲気が違うのだと、あわてて解説するみずは様。

この時、(T◆T) ← この顔文字が三等兵様を的確に表現していることを知る。
なんだか食べてしまいたいくらいのかわいらしさでし・・・すみません。忘れてください。


続いて神戸屋へ。

私はこの店は初めてでしたが、ここの制服を一言で言ってしまえば「青いアンミラ」。
ただ、色彩はずっと落ち着いた感じです。

ここで食事をしつつ歓談。

夕方から別件を控えているみずは様、もともと少食ゆえここであまり食べるわけにもゆかず、しばし悩んだ後、サイドメニューのソーセージとポテト、そしてライスをご注文。
酒のつまみでご飯食べますか。
と突っ込みかけましたが、普段からフライドチキンとポテトチップをご飯のおかずにしている私の方が問題ありそうなので、あわてて言葉を飲み込みました(問題大有り)。


神戸屋を出ると、来た道を辿って次なる目的地へ。ツアー第二ラウンドです。


「魔人との邂逅U」へ続く)

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