東京(裏)名所巡り、三ヶ所目は某紅茶専門店。
ここのウェイトレスさんは正統派のメイド服。
お店の落ち着いた雰囲気もあって、本物のメイドさんに紅茶を入れてもらっているかのよう。
「うーん、いいねえ」みずは様ご満悦。
私も同僚に連れられて二度ほど来てますが、何度来ても良いですね。
ここで紅茶を飲みながら歓談。
ところが、寝不足と年のせいで疲れが出始めたのか、皆様の会話を何度も聞き取り損ね始める私。特に三等兵様に対しては、同じ質問を三度も聞き返すという大失態を演じてしまい、見かねたユタ州様、みずは様がフォローを入れるという事態に。
誠に申し訳ない(T_T)
そろそろ日も傾き始め、時間的にあと一ヶ所が限界。
何処へ行くか相談の末、選ばれた場所は・・・
某コスプレ衣装専門店。
みずは様の東京(裏)名所巡り、最後の舞台として誠にふさわしい場所だと申せましょう。
実はこのお店の近くに私の勤め先があり、目撃されたらどうしようかと思いましたが、好奇心には勝てず、というかむしろ嬉々として入店。
店内にはセーラー服、ナース服、ちいの耳にうさだのサイコロ、地球連邦軍階級章セットに至るまで、アレなグッズが勢ぞろい。
ユタ州様が入店と同時に店の奥へ。そこには様々な種類の模造刀が。そ、そうだったんですか。
春麗の棘付き腕輪を発見したみずは様は、覇者様へのお土産にできないか真剣に検討を始めています。
自分が本来居るべき場所に帰ってきたかのようなこの安らかな気持ちは何だろうか・・・そう思いながら白のナース服とピンクのナース服を比較しどちらがより魅力的か悩む私。
そんな我々を見ながら、落ち着いてウィンドーショッピングを楽しむ三等兵様。店内と違和感無く調和していらっしゃったのはきっと気のせい。
そんなこんなでしばらく店内をぶらついていると、みずは様が立ち止まったまま壁の一点を凝視しているではありませんか。
そこに展示されていたのは天使の羽。しかも白い羽と黒い羽のツーバージョン。
全身から怪しげなオーラを放ち、天使の羽を見つめるみずは様。
その頭の中では、既にいずな嬢とみのり嬢が天使の羽をつけて飛んでいるのか。あるいはご自身が羽をつけて飛んでいるのか。
しかし値札票は無情の5桁。
諦めきれないご様子のみずは様に私から悪魔の囁き。
「いずな嬢の生写真と引き換えでプレゼントしましょう。」
三十路独身男の財力をちらつかせ下卑に迫る悪徳商人さながらの私。
悶え苦しむみずは様。しかし辛うじて理性が勝り、交渉不成立。残念。
無念そうに店を出ようとしたみずは様。そのとき一筋の光が。
なんと大阪と名古屋に支店。
みずは様の瞳に再び点る希望の灯。
大阪、危うし(色々な意味で)。
こうして東京(裏)名所巡りは幕を閉じました。
某駅で、このまま健様主催のオフに向かうみずは様、三等兵様とお別れ。
実はこの時点で既にお二人は遅刻決定。
こういう場合、最年長の私がしっかりと時間管理して然るべきなのだが、寝不足と年のせいでボケボケで何の役にも立てず。はうっ(T_T)
大阪から駆けつけたみずは様の体力と、これから兄貴様に合うことになる三等兵様の貞操の無事を祈りつつ、お二人を見送りました。
さらに秋葉原でユタ州様ともお別れ。さすがにお疲れのご様子でした。
私も限界に近かったようで、虎の穴でコミケカタログを買ったあと、某電気店のマッサージ椅子売り場で一休みしたら、なんとそのまま一時間熟睡してしまいました。
今回、オフ会に初参加してつくづく思ったのが、私が会社組織を離れた場面での人付き合いがすっかり下手になっているということでした。
年上であることをいいことに押しつけがましいことを言ったり、ならばせめて社会人らしくしっかりした面を発揮すれば良いものを寝不足と年のせいでボケボケだったりと、社会人の駄目な面ばかり強調してきたような気が(T_T)
次回というものがあれば、きっちり改善したいところ。
しかし、久しぶりに楽しい一日を過ごさせて頂きました。
帰ってきた私を見た父が「なんか楽しそうな顔してるな。」とわざわざ言ったのだから、きっと満面の笑みをしていたのでしょう。
みずは様、お誘い頂いてありがとうございました。やはりお会いできてよかったです。
ユタ州様、思いもかけずお会いできて嬉しかったです。メールもありがとうございました。
三等兵様、ツアコンとして大活躍、お疲れ様でした。おかげさまでとても楽しかったです。
これにて私のオフ会初参加は終了。
・・・しませんでした。
(「魔人との邂逅V」へ続く)
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