11月の焚木(後)      △戻る  ▲TOP

  01/11/30(金)   大激突

「あぶないっ!!」

地下鉄のホームで突然、叫び声が上がりました。

声の方を見ると、今まさに電車が滑り込んでこようとしているホームの端に向かって、小さな女の子がとっとこ駆けて行くではありませんか!!

ザッ!

ホームの中程で屯していた男子中学生の一人が、素晴らしい反応速度で駆け出すと、女の子の前に回りこみ、少し腰を屈め、駆けて来る女の子を受けとめまし















一部始終を見ていたホームの客たちと、何が起きたのか把握できていない電車から降りてきた客たちに囲まれ、股間を抑えて悶絶する男子中学生。

自分が何をしたかよくわかっていない女の子は、しきりに「だいじょうぶ?」と声をかけていました。 < 大丈夫なわけありません。


災難だったな、少年よ。
だが、これできっとイベントフラグが立ったはず。

十数年後、成長した女の子が君の前に現れ、あの時はありがとうございました、遅くなりましたがお礼を、と言いながら服を脱ぎ(脱ぎません)





明日、明後日は完全にお仕事がお休みです(トラブルがあれば別ですが)。

溜まったメールのお返事と掲示板のレス、リンクして頂いたサイトのご紹介の再開、それとサイトの全体の補修工事にをしなくちゃ。

・・・え?何故、補修工事かって?・・・「お誘い」が、来ちゃったし、ねえ・・・(遠い目)


  01/11/28(水)   證誠寺

「おとーさん!」

そう言って、小さな男の子が私の足元にまとわりついてきました。

はっはっはっ、かわいいねぇ。















って誰だお前ぇぇぇぇぇぇっ!?



私はまだ嫁さんすら居ない(泣)し、隠し子だって居ないぞ!?

まさかあれか!?どこかの女性が私に内緒で私の子供を産んでいたとか!?

ええと、この子は3歳くらいかな・・・三年前というと、確か・・・















( ̄▽ ̄)



いや、思い出を反芻している場合じゃなくて(汗

ええと、君は・・・あれっ?

小さな男の子は、私と目が合うと戸惑ったような顔になり、じりじりと私から離れ始めました。


「△△!!」

そのとき、三十歳くらいの男性があわてて駆け寄り、小さな男の子を後ろから抱き上げました。

「すみません、うちの△△がご迷惑をおかけしまして・・・」

ああ、貴方の息子さんですか、びっくりした(汗

いや、いいんですよ。私、子供は好きですから。ええ、特に気にしてません。


そうか、お父さんと間違えちゃったんだね・・・って何故間違える、ぼうず。

男の子のお父さんは細身の長身で、太ってて背丈もあまりない私とは全然違います。

いくらなんでも私と間違えたらお父さんに失礼だぞ。


「うーっ、うーっ」

そう思っていると、小さな男の子、お父さんに後ろから抱きかかえられたまま足をばたつかせ、不満そうな声を出しながら一生懸命に私の方へ両手を伸ばし始めました。

はっはっはっ、おじさんに抱っこして欲しいのかな?

でも、お父さんに悪いし















ポンッ、ポンッ



「きゃはははっ」

その男の子は、私のお腹を両手で叩くと、嬉しそうに笑いました。

「・・・す、すみません、うちの子供がご迷惑をおか・・・け・・・」

ああ、抱っこじゃなくて、お腹を叩きたかったんだね(汗

いや、いいんですよ。私、子供は好きですから。ええ、特に気にしてません。












ええ!特に気にしてません!!(血涙)
いいんだ、子供が喜んでくれたなら、それで(泣)


  01/11/25(日)   宴のあと

「火あぶりオフ」、無事終了しました。

今回ご参加頂いたのは、以下の方々です。(五十音順)

   兄貴様
   ウラ様  
   大澤雄一様
   三等兵様
   J様
   藤八様
   みかは様
   夜叉様

このサイトの規模を考えれば、とんでもない大人数です。

正直に言うと失敗も覚悟していたのですが、参加者の皆様のご協力もあり、無事に終了することが出来ました。本当にありがとうございました。

まったりとしたオフでしたが、少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。





二次会のカラオケの個室で、とある参加者の方が、着衣の乱れたまま荒い息をつきながら部屋の隅のソファーでグッタリしていましたが。そして何故かその側で兄貴様がご自分のネクタイを締め直していましたが。

・・・・・・・・・・「火あぶりオフ」、無事終了しました。

ただ、もしかすると、とある参加者の方が新たな世界に目覚めてしまったかもしれません。


詳細なオフレポは来週の土日にアップの予定です。
ちょっと先になってしまいますが、宜しくお願い致します。





「ふう。さて、参加者の皆様にお礼のメールをしなくちゃね。」

ピロロロロロロロロロロロッ

「・・・・・・・・・・・もしもし。××社の溝口です。」

「夜分失礼いたします。私、△△社コンピュータールームのオペレーター@@と申します。」

「火あぶりオフ」、無事に終了しましたっ!!(号泣)

これからトラブル対処に行ってきます(涙)
参加者の皆様へのお礼のメールは暫くお待ちください(滝涙)
これはネタではありません(滝血涙)




リンク先の「FIEND」様が閉鎖されました。お疲れ様でした。
短い間でしたが、相互リンクをありがとうございました。


  01/11/23(金)   真実の扉

私はいびきが酷いらしいです。

自分では良く分からないのですが、家族や一緒に旅行に行くような友人が口を揃えて言うのですから、間違い無いのでしょう。
実際、自分のいびきらしい音がうるさくて目が覚めてしまったこともありましたし、会社の仮眠室に「いびきの酷い方はご遠慮下さい」と張り紙が出てしまいましたし。私のせいで。


これはどうも親父からの遺伝と思われます。
いや、親父のいびきは実際のところかなり凄まじく、一階で寝ている親父のいびきが三階の私の自室でも聞こえる程です。


これに対し、母はかなりはっきりした寝言を言います。
寝言といっても言葉の断片といったレベルではなく、完全に会話として成立するレベルで、まるで電話口で誰かと話しているかのような感じです。

母の寝言を一番良く聞いているのは言うまでも無く親父ですが、その親父によると、母の寝言はそのときそのとき母の心の重荷になっていることに対して発せられているようです。

例えば、私や弟妹の受験が近づくと何時も私達を心配するような寝言を言っていたそうですし、土地問題で近所が大揉めになったときは不動産屋に食ってかかる寝言を言っていたそうです。
さらに、妹の結婚に親父が反対していたときには親父を叱りつける寝言を言っていたそうで、流石にこれには親父も閉口したとのこと。

母は嫌なことがあっても口に出したりせず、逆に他人の愚痴を聞いてあげるようなタイプで、腹に溜めこんでいる自身の不満・不安を寝言として発することで解消し、心の平穏を保っているのかもしれません。


さて、先日母が高熱を出したときのことです。
薬を飲んで寝ていた母の容態が気になった私は、ちょっと寝室を覗いてみることにしました。

ふすまを少しだけ開けてみると、母は穏やかな寝息を立てて眠っていました。

うん、大丈夫かな。そう思って戻ろうとした私の耳に、母の寝言が聞こえてきました。












「@@!!まったくお前はいつもいつも。」


@@とは私の本名です・・・って私!?















「いいかげんに結婚しなさい!!」


ぐはぁっ!?(大吐血)

あ、あまりそのことについて私に小言を仰ったりしたことはありませんでしたが、そんなに重荷に感じていたのですか母上。そりゃ、妹は既に結婚し、弟も両親に紹介するほど親しい女性が居るというのに、三十路も半ばが見えてきた長男はエロゲにうつつをぬかしているとあっては心配するなというほうが無理かもしれませんが、そもそも相手が居なくては結婚できないというか、いやそうじゃなくて、やはりこういったことは縁というものがあってですね。というよりも、母上はもしかして誤解されているかもしれませんが、私は別にロリコンでも二次元の女性にしか興味が持てないわけでもなく、むしろどちらかといえば生身の色っぽい女性が好きなエロ親父サラリーマンであって、いやそれはそれで心配か。しかし、しかしですね、こういったことは (母の寝言に対して延々と言い訳を述べる三十路男)





「火あぶりオフ」、いよいよこの日曜日に開催です。
結局、私を含めて
参加者9名という結構な人数になってしまいした。

いや、もちろん嬉しい事態なのですが、この二週間ほど仕事があまりにも忙しくてネタを仕込めなかったのがちょっと痛い。
まあ、主目的は閲覧者の皆様し親睦を深めることにあるのですから、変に受けを狙わない方が良いのかもしれません。まったりといきたいと思います。

参加者の皆様、宜しくお願い致します。



  01/11/21(水)   バリアフリー

またもや更新が二日間空いてしまいました。
無駄足を踏まれた方には本当に申し訳ございません。


さて、ご存知の方も多いと思いますが、最近のエレベーターは身体の不自由な方へ配慮したつくりになっています。

ドアがゆっくりと開閉する、ボタンが低い位置にある、ボタンは軽く触れるだけで反応する、音声案内が流れる、内部に鏡が付いている等々。
また、事故や災害の際、自動的に最寄の階に止まってドアが開くという機能も、最近ではあたりまえのようです。

一昨年から去年にかけて全面的に改修された会社のエレベーターも、こうした工夫の凝らされたものです。

毎回毎回「ドアが閉まります」と喋る音声案内や、妙にゆっくりした開閉に、最初のうちは苛立ったりしたものですが、いつのまにか慣れてしまいました。

まあ、改修前の無骨で無愛想なエレベーターも結構好きでしたけどね。


とか言ってるうちにエレベーターが来ちゃったよ、ちょっと待って!乗ります!乗ります!

(ドタドタドタッ) < 会社の廊下を全力疾走する肥満体の三十路サラリーマン

ふう、間に合った。













ピーッ
「地震を検知しました。最寄の階へ止まります。速やかに外に出てください。」





まあ、改修前の無骨で無愛想なエレベーターも結構好きでしたけどねっ!!(号泣)
誰かデブにやさしいエレベーターを作ってください(泣)





二万ヒット到達しました。本当にありがとうございます。

最近は仕事が厳しく色々とご迷惑をおかけしていますが、宜しければこれからもお付き合い下さい。



  01/11/18(日)   最後の一葉

「あっ」

そう声をあげたとき、ポークソテーの最後の一切れは床に転がっていました。

先週、社員食堂で同僚達と昼食をとっていた私は、箸にとって口に運ぼうとしたおかずを、うっかり落としてしまいました。
あーあ、楽しみに残しておいた最後の一切れだったのに。

それはともかく、落としたままでは後から食事をする方、食堂の従業員の方に迷惑です。
私の声に驚いた同僚達が見守るなか、私は箸の反対側を使って床からポークソテーを拾い上げ、空のお茶碗に放り込み、箸を置きました。

「大丈夫か?」

「ええ、ズボンとかには付かなかったですし。」

「もったいなかったですね。」

「まあ、仕方ないよ。」

「でも、溝口さんが食べ物を落とすなんて珍しいですね。」

「そ、そう?」

「確かに、食い意地はってるから絶対に落としたりしそうにないよな。」

「・・・・・・・・・。」

「宴会でもみんなが残したの全部食べたりとかしてますよね。」

「腹回りがでかいのも、脂肪がついてるんじゃなくて全部胃袋なんだろ。」

「間違っても食べすぎで胃腸壊したりしそうにないですもんね。」

我慢しなくてもいいんだぞ、溝口。見て見ぬ振りをしてやるから、その落ちたポークソテー食べても。」






貴様ら、私を一体なんだと。
そりゃ確かにどれも否定はできませんが。





<「火あぶりオフ」参加者の皆様へ>

昨日から本日にかけて、
「火あぶりオフ」のご案内「火あぶりオフ」のご案内その2、と二通のご案内メールをお送り致しました。当日は宜しくお願い致します。
万一、お手元に届いていない場合、大変恐縮ですが掲示板にてご連絡下さい。



  01/11/17(土)   土曜サスペンス劇場 木曜サスペンス劇場完結編

前回(木曜サスペンス劇場)はこちら

前回、新人H君から「恐怖のメール」をもらって肝を潰した私でしたが、その後、特に電波系なことは何もありませんでした。
会議などでH君と顔を合わせることはありましたが、むしろ徐々に会議での発言もしっかりしてきて、仕事面で着実に成長している様子が伺えた程です。

あれはやはり私の考えすぎだったのでしょう。



そして一年ほど経ったある日、私はH君が退社すると知りました。
H君の部署に居る同期に確認したところ、家業を継ぐことになったとのこと。

新人のうちに会社を辞める人はたくさん居ます。
入社してから仕事が自分に合わないと分かった、仕事は好きだけれど周りの人たちと上手く行かない、本当は別にやりたいことがあり諦めきれない・・・。

理由は様々ですが、家業を継ぐ為というのも決して珍しくはありません。

仕方のない事かもしれないけど、最近のH君の成長振りを見ているとやはりちょっと残念だな、そう思いながらエレベーターに乗ったら、当のH君が乗って居ました。

もう社内掲示板にも出てることだし、ちょっと聞いて見ようか。

「H君、会社辞めるんだってね。」

「あ、はい、色々とお世話になりました。」

「いや、こちらこそ。家業を継ぐんだって?」

「はい。本当は私は継がないはずだったのですけれど、家庭の事情で・・・」

「・・・・・・・・・・そうか。」

家業を継ぐ為に退社するというケースの場合、今の仕事が合わないと分かった為というケースもありますが、何らかのしがらみから継がざるを得ないというケースもあります。

必ずしも自分の思う通りにはいかない。
どれほど努力をしても、願っても。

私もH君もしばらく黙っていましたが、不意にH君が尋ねてきました。

「溝口さんは、何かやりたいことってあったんですか?この仕事以外で。」

「・・・うん、あったよ。いや、いまでもある、かな。・・・もしかしてH君も?」

「ええ、本当は大学に残って研究したかったんです。」

「へえ。H君は理系だっけ?どんな分野の研究?」

「はい、天文学を。」

「・・・・・・・・・・・・・。」

「あと、考古学もやってみたかったんです。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

天文学。それだけならまだしも考古学。

いま、私の頭の中でとある雑誌が浮かぼうとしていました。

いや、考え過ぎだ。
というか、これ以上は話を進めない方がいい。そうすれば綺麗に終わる。

そんな私の願いが通じたか、程なくエレベーターは目的階に到着しました。

「それじゃH君、元気でね。」

「はい、溝口さんもお元気で。」

それが、H君との最後の会話になりました。

彼が会社を去ったのは、それからまもなくのことでした。
噂では予定通り神奈川の実家に戻って家業を継ぎ、結婚もしたということです。



そして去年の夏、H君が会社を辞めてから一年後のことです。
とある地下鉄のホーム、通勤ラッシュの人ごみの中で、私はゼッケンをつけて歩いている青年を見かけました。

ゼッケン?一体なんだろう。
出勤途中でしたが、ちょっと興味がわいた私は、足をはやめて後ろから青年に近づきました。

ええと、なになに・・・


“人類は宇宙人に創られました。
興味のある方は声をかけて下さい。”



どうみても電波系なゼッケンをつけたその青年の後姿に、私は見覚えがありました。

けれど、その青年の前に回って顔を確認する勇気は、私にはどうしてもありませんでした。


  01/11/16(金)   くんずほぐれつ

「こうしんが・・・ふつかかん・・・あいてしまい・・・変換っと・・・あれっ!?」

前回の更新(11/14付焚木)をしていたとき、初っ端から日本語変換ミスが起きました。

ちくしょう、この忙しいときに苛々す・・・










「更新が二日間相手姉妹





( ̄▽ ̄)  < 何か凄いことを想像したらしい。





今週は殆どネットに繋ぐ時間がなく、定期巡回先がどうなっているのか全くわかりません。

とりあえず一番気になっているのは、ちゆちゃん侍魂ふんどしを締めた「ちゆ写真」が掲載されるのかどうか(以下略<手遅れ)



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