Shout

形式は神ではない。心まで支配される必要はない。
ステロタイプはどこまでいってもステロタイプだ。

自由は不自由なものだと声高に叫んではいけない。特に他人には。


040430

このサイトにこられる方は既にお気づきかもしれませんが、
自分はマニアックな人間です(と、あえて開き直ります)。
何故わざわざそんなカミングアウトをするかというと、
最近、動画関係のサイトやツールを見ていた関係で、
どうしても気になることがあります。

一言で言えば、
「くるくるテレビのカートリッジを動画変換してネット公開している人って、
世の中にいるのだろうか?」ということです。

くるくるテレビとは、かつてポピーから発売された
レンズ覗き込み式の簡易動画再生装置です。
映像フィルムはカートリッジの形で提供され、
ドラえもん、ガンダム等の人気アニメが中心だったと記憶しています。
当時実家には、くるくるテレビ類似品の手回し映写機しかなく
(しかもカートリッジは「魔女っ子メグ」しかなく)、
自動再生できる点、人気アニメが豊富にある点から
所有者が大変羨ましかった記憶があります。
(極論すれば、現在巷に進行しつつあるデジタルディバイドは
その頃から既に発生していたとすら言えます。言いすぎです。デジタルじゃないし。)

それはさておき、動画変換するとなると
フィルム画像を一枚一枚スキャニングしてオーサリングする必要があると考えられますが、
そのような面倒なことをしてくださる方が果たして世の中にいらっしゃるのか?と思い
ネットで軽く検索する限り見つかりませんでした。
そうでしょう。さもありなん。
でもニーズは意外とあるような気もするのですが。。。


(ついでに言うと、このような素朴な疑問を
ふと公に口にするのも何となく憚られるような風潮にも困ったものですが、
まあこればかりは世の中のほうが正しいのでしょう。
世の中がくるくるテレビの話題を口にする国民だらけになってしまうと、それはそれで困っちゃうわけです。)


040427

MSX Resource Center様にもMSX曲をご紹介いただきました。
ありがとうございました。
Micro Cabinは意識したことないです、というか、
自分には作れない境地だろうと思っていたので、
そのように評していただけるとまた違った感慨を受けます。
(自分はアーケードの音を聴きながら制約の中で背伸びしたがる人間だったので、
制約の中で職人技的に高みまで昇華していくというのはきっと無理な性格なんだろうな、
と今でも思ってます。。。)

話は変わって、御柱祭に行ってきます。
昨年お世話になった諏訪の方からご連絡を受け
M3でCDを買い漁った後に諏訪に潜入する予定です。
延べ100万人の人手を見込む祭りということで、
渋滞に巻き込まれて終了かもしれないのですが、
あえて車で出向きます。

恐れ入りますが、5月頭はまたまたネット不在となります。


040426

VORC様にThe ladder to the polestarご紹介いただいております。
ありがとうございます。「完成度が高い」と評していただき、本当に恐縮することしきりです。

先日はGorgeousをきっかけにオービタルからクラフトワークまで昔のCDを聴き倒し、
おかげさまで体調がすこぶる良くなりました(^^;
音楽は、聴くところから好きになり始めるのだから、
リスナーの立場はどのような時でも放棄してはいけないな、と痛感。


040425

大学生になり、808stateのEx:elを入手してBjorkの名を初めて知り、
学生生活に行き詰まっていた頃、Cobra Boraで現状を打破しました。
就職活動の頃、Don Solarisで世界の見方が変わり、
社会生活に辟易した頃、Outpost Transmissionに一筋の光明を見出しました。

今日中古CD屋でGorgeousを入手。
正直、本当にこの世に神はいるんではないかとさえ思いました。


040424

人間は一つの組織に埋没すると奇妙な(陰湿な)バイアスに支配される、ということを
認識させられることがこのところ多いです。
そんなときに別会社の人間と話をする機会があると
一つの事象についていろいろな見方が出来るようになってとても勉強になります。

最近もそんなことがあって発想がコペルニクス的転換したので、
思わず曲を作ってしまいました(^^;

DRMSXSoundworkにアップします。muzieにも近々アップ予定です。


040421

最近、コンピューターに「この位の負荷なら平気だろう」と
負荷の高い処理を与えて、暴走させてしまうことが多いです。
コンパイラとICEのコントローラとシリアルの通信端点を同時に動かしたらブルースクリーンとか、
MPEG2エンコードさせまくったらHDDがNGとか。

人間の欲望に限りなし。
皆でよってたかってハムスターの車輪を回しているようで、
あんまり気持ちいいものではありませんね。。。


040417

復活、更新再開されたVORC様に、
SCC波形Excelシート、及びDRMSXSoundworkの新曲をご紹介いただきました。
ありがとうございます。
(VORC様覗いたときに数多の未報告ニュース一覧が表示されて、
思わず「ぐおおお!?」と叫んでしまった(^^;
大量更新お疲れ様です。。。)

同時にMSX Resource Center様にもご紹介いただいております。
ありがとうございます。なんと表現してよいか、
海外の方に来ていただけていると考えると申し訳ない気持ちになります(?)
邦楽とか作ったほうが良いかな。。。六段とか。


040416-2

すみません言及はこれで最後にします。
どうしても自分の考えを明確にしておきたいので。


今の世の中では、
頑張れば自らの力で推進することができる。
人の力に援助してもらって進むこともできる。

人と協調して進むことができれば素晴らしい話だと思う。
ただそれは、むやみに赤の他人に時間と労働と金を要求して搾取することじゃない。
それは協調関係ではなく利用、被利用関係に過ぎない。

もしかしたら、利用、被利用関係が嫌、というよりは
もっと単純に、自分の意思と無関係に良く分からないヒエラルキーの底辺に
有無を言わさず突っ込まれることが不快、て事なのかもしれませんが。

よく言われる自作自演説については
青木雄二氏風に言えば「水掛け論」なので、
転んだ方の答えにしかならないと思ってます。
自分は「法の下の平等」さえ守られればどちらでも良いです。
「自己負担」も、全額負担は現実的に難しいんじゃないでしょうか?
ご本人やご家族の生涯賃金から、特定割合で負担額を算出するのが
良い方法ではないかと思います。
(残りは税金、というのもいろいろリスキーですが、リスクも含めて「自己責任」なのでしょう。)

あとごめんなさい。手記は買えません(^^;


040416

言及しないと言ったばかりなのですが、
イラクの人質3邦人が無事解放されました。良い結末となり、なによりです。

その歓びの一方で、「三国志」「鉄人28号」等で知られる
漫画家 横山光輝氏が火災による火傷で亡くなられたとの事。
三国志は全巻読破し、DVD付のムックも購入したくらいのフリークだっただけにとても残念です。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

最近、この年代の著名人の訃報が多いですね。。。


040415

イラク情勢が混迷化していることから
邦人拘束(今はもう外国人拘束か)に関する問題は繊細な問題となりつつあるので、
本サイトでの無闇な言及は避けるようにしたいと思います。

今の自分は、この問題は
「平和と国益との折り合いの問題」ではなく、
「平和と経済との折り合いの問題」だと認識しています。


040413

静岡県の西、浜名湖では最大級の花の祭典、浜名湖花博が開催されています。
先日現地に赴いて、写真を撮りまくってきたので
こちらでMovie Clipとして公開します。

イラクの情勢は混迷を極めていますが、
早期解決が願わしいのは疑いないところです。
ただ現地が非常時であることを考えると、
万一の結末も考慮に入れなければならないかもしれません。。。

こればかりは、自衛隊撤退如何と非同期である気がするのです。
報道を聞く限り、現地に理不尽が満ちている気がするのです。


040411

下記の件、テロリストによる開放宣言がなされたようです。
まずは一応の安心です。
被害に会われた方々の一日も早い帰国が望まれるところです。


040410

イラクにて3邦人拘束。新聞はトップの扱い。景況感にもマイナス影響。大きな波紋を呼んでいます。

フリージャーナジズムやボランティアといった自由や善意を踏みにじる犯行。
極論を言えば自衛隊の本格参戦から撤退まで全ての可能性があります。

卑劣な人間はその振る舞いの結果の影響の責任を負うことが本道と考えます。
政治に影響を与える犯行とは、社会的にそこまでのリスクがあるのではないかと考えられます。


ただそれは広くとも日本国内くらいにしか通じない感情論のような気もします。
国際問題と国内問題は区別する必要があります。


040408

イラクではシーア派強行派の私兵に対し、
米軍が壊滅作戦に着手する模様です。

世の中はすでに暴力が正義であるかのように見えてしまうので
特に言うことは思いつかないのですが、
「自省」は本来個人個人が持つべきものなのに、
それすら許されないような風潮とは一体何なのだろう?と考えてしまいます。

「身から出た錆」という言葉は、個人に対して適用されるのか、国なのか、宗教なのか、人類なのか。


040407

先日作成したSCC波形Excelシートを用いて、
サンプルとしてSCCでピアノの音色を作成してみます。

手順の概要としては、

・サンプラー用の、ピアノのWAVファイルをどこかから拾ってくる。
・WaveSpectra等、フリーのスペアナソフトを用いて、
 WAVファイルの開始付近について、把握できる限りの倍音成分の振幅を求める。
・Excelシートの倍音部分の振幅に値を設定し、波形を合成する。
・WAVファイルの終了付近についても、把握できる限りの倍音成分の振幅を求める。
・同様に、Excelシートの倍音部分の倍率に値を設定し、波形を合成する。
・2つの波形をモーフィングさせる。
・求まった波形データを用いて、MGSCで利用できるSCC音色を作成する。

となります。

サンプルとして、YM2413プリセットのピアノと、作成したSCCのピアノで、
同じ音楽を演奏をしたものをアップします。

YM2413プリセット演奏の、
MP3はこちら。MGS、ソースはこちらです。
SCC演奏の、
MP3はこちら。MGS、ソースはこちらです。

毛色の違う独特の音色が合成できて、面白いんじゃないかと思います。


040404

SCC波形Excelシートの機能追加しましたので、こちらにアップします。
前回から、2〜16倍音対応、位相対応、矩形波デューティ比対応、波形モーフィング対応が追加されています。
ちなみに位相は円周率を3.14として計算してます(1波長が6.28です。ざっくりです(^^;)。
現在のところ本シートに関して何のドキュメントもないのですが、
万一ご要望ありましたら整備するようにします。

会社の花見でビール&日本酒一気した後、子供と「あんたがたどこさ」をプレイしダウン。
以前も似たような過ちをした気がするんですが、
ここでの問題はむしろ、酒を飲んだ人間にそのような遊びを提案する子供側にあると言えると思います。

あーあ。


040403-2

SCCの波形を作成するのに、このようなExcelシートを作成。
利用はExcel97以上で、
「ツール」->「アドオン」->「分析ツール」を有効にしておく必要があります。
さらに見た目にとても分かりづらいのですが、
黄色のセルに適当な数値を入れることで、
基音及び2^nの倍音成分、矩形波、鋸波、三角波、カスタム波形をブレンドして
16進データを作成します。
現在のところ、2^n以外の倍音成分、矩形波のデューティ比、位相、各種フィルタには未対応です。

DRMSXSoundworkに、本シートを使ってSCC波形を作成したサンプル曲を一曲アップします。
しかし実際聞いてみると
FM音色の擬似カットオフ変化(実際はOP1のサスティン変化)のモーフのほうが
SCCよりはるかに目立っているという(^^;


040403

徒然なるままに。

A-1 その音自身が持つ、固有の音量
A-2 その音を用いた、表現の音量
A-3 その音をミキシングするときの、バランスをとった音量
A-4 そのアンサンブルをマスタリングするときの、バランスをとった音量

B-1 その音自身が持つ、固有の音程
B-2 その音を用いた、表現の音程
B-3 その音をミキシングするときの、バランスをとった音程
B-4 そのアンサンブルをマスタリングするときの、バランスをとった音程

C-1 その音自身が持つ、固有の音色
C-2 その音を用いた、表現の音色
C-3 その音をミキシングするときの、バランスをとった音色
C-4 そのアンサンブルをマスタリングするときの、バランスをとった音色

A,B,C-1を決定することが、楽器の選定・・・I
A,B,C-2を決定することが、楽器を用いた演奏表現・・・II
A,B,C-3を決定することが、演奏表現を組み合わせるミキシング・・・III
A,B,C-4を決定することが、ミキシングを整形するマスタリング・・・IV

Iは波形作成、サンプリング、その他
IIはエフェクトの調整、相対音量の指定、相対音階の指定、相対速度の指定、その他
IIIは絶対音量の指定、絶対音階の指定&トランスポーズ、調律、絶対速度の指定、その他
IVは絶対音量の調整、絶対音階の調整、マスタリングエフェクトの調整、その他
(「その他」は前工程へのバックトラックを含む。)

Iのゴールにおいて、「耳障りの良い音色を作ること」は十分条件ではない。
IIのゴールにおいて、「耳障りの良い演奏をすること」十分条件ではない。
IIIのゴールにおいて、「耳障りの良いミキシングをすること」は望ましい。
IVはIIIのゴールを化粧する。

作成したい演奏が明確であればIVの指針が求まる。
次工程の指針があれば、前工程の指針が演繹的に求まる。
それがトップダウンアプローチ。
発露したい感情が明確であればIの指針が求まる。
前工程の指針を用いて、次工程の指針が帰納的に求まる。
それがボトムアップアプローチ。

物を作るにはどちらも正解
(というか、トップダウンが欠ければ混沌とし、ボトムアップが欠ければ一般的になるので
どちらかしか取らないというのはありえない)。
世の中飽きっぽいためか、皆でよってたかって主導権を取り合ってるためか、
ニーズ、流行、主流という名目で演繹と帰納が回転し続けていることはあるが、
待てば海路の日和ありで、一般的に、ある方法論を貫けばそれが脚光を浴びる時は必ず来る。
(ただし一般的にある方法論は脚光を浴びてない期間のほうが長いため、
待つ者は貧乏ではないが裕福でもないケースが多いような気もする(^^;)


論調が帰納的になってしまうのは、
MSX含めChiptuneというもののあり方それ自体が、
演奏手段(Chip)の上に立脚しているからなんだろうな、という気がする。
あとは自分が平社員だということとか(TT)

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DRM is Atsushi Sugiyama.
E-mail: nudi-drm@boreas.dti.ne.jp