A社が小型サーバー5台から成る新システムを構築することになりました。
「システムそのものと夫々のサーバーに何か愛称をつけますか?」
「ほう、構わないのかね?」
この春にシステム部に移ってきたというA社の部長さん、こういったことは初めてのようです。
「もちろんですよ。その方が愛着もわきますから。星座の名前をつけたり、花の名前をつけたり、某社の部長さんなんかご自分の娘さんの名前をつけたりしてましたから。(実話)」
「ははは、よく上が通したね。・・・そうだねえ、星の名前なんかいいかな。」
「星ですか。いいですね。シリウスとか・・・」
「あ、いや、惑星の名前をね。サーバー5台あるし。」
「惑星・・・」
「ジュピターとかマーズとか。」
「・・・・・・・・・・」
「ビーナスとかマーキュ・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
5台目はなんてつける気ですか、部長。
「まあ、ゆっくり考えるよ。急ぐ必要はないのだろう?」
「ええ、それがいいと思います。」
「システムの愛称もだったね。」
システムにはなんてつける気ですか、部長。
というか、外部太陽系三戦士と蛍の立場は一体。
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