10月の焚木(前)      △戻る  ▲TOP

  01/10/14(日)   譲り合い

今日、会社から帰る途中、電車に乗っていたときのことです。

運良く席を取れた私はボーっと揺られていたのですが、とある駅で老夫婦が乗ってきました。

深い皺、曲がった腰、小さな身体、おぼつかない足元。
どうみても喜寿は超えてそうな老夫婦です。


誰も席を譲る気配なし。


正直に言ってしまいますが、ちょっとお年を召してるかな、という程度の老人には私も席を譲ったりはしません。ですが、この夫婦はさすがに・・・。

むう、仕方ない。せっかく取った席だが、どちらかお一人でも座って頂こう。
私が譲れば、他にも譲る人が出てくるかもしれないし。

「どうぞ。」

私は立ち上がり、老夫婦に声をかけました。

「これはどうも、ご親切に。」

老夫婦は頭を下げると、私の座っていたところに二人並んで座りました。





いいんです。
老夫婦は途中で降りるときにもお礼を言って下さったし。それで十分です。



十分ですってば(泣)
痩せよう、今度こそ痩せるんだ。(と、過去に何回言ったことか。)





祝!一万ヒット!

当「もっと焚木を!」は、この度、無事一万ヒットを迎えることが出来ました。

これも当サイトに足をお運び頂いている皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。

そして、一万ヒットはラミア様が踏まれました。おめでとうございます!
(大丈夫です。呪われたりはしませんから、ご安心下さい。・・・た、多分。)


それにしても、三十路オヤジの阿呆な日常を小話風に書いているこのサイトが、こんなに早く一万ヒット行くとは夢にも思いませんでした。
本当に良いのだろうか・・・(汗
・・・ま、まさか犯罪に当たるんじゃ!?(当たりません)

せいぜい週4日ペースの更新で、しかも更新時間帯も一定しないし、掲示板やメールのレスも送れ気味で本当に申し訳ございません。

掲示板、メールは、土日でなんとか全て返しているという状況ですが、決して無視しているわけでもレスをする気が無いわけでもありませんので、どうかお許し下さい。


これからも、一人でも楽しんで下さる方が居る限り、頑張って続けて行きたいと思っています。

今後とも「もっと焚木を!」を宜しくお願いいたします。





当サイトにリンクを貼って下さったサイト様のご紹介ですが、今日は昨日と同じサイト様です。

リンク集「門の鍵」に追加。


ゲームレビューでボーイズ・ラブに踏み込みつつある蒼猫様のテキスト系サイト。
   「蒼猫とこたつ」

日常を漫才に変えて綴る日記や、真面目な心理学コンテンツを持つ、飄々として爽やかな印象のサイト、と思いきやボーイズ・ラブ。何故、その若さで自ら修羅の道を・・・。
ちょっぴり痛いながらも決して暗くならない日記では、大学生活やオフ会参加のお話など毎日の充実ぶりが伺われ、読んでいてこちらも楽しい気分にさせてくれます。
また、「心理学の部屋」は漫才形式ながらも内容は真面目に書かれており、ためになります。


続いては、模型作成に力を入れていらっしゃる罪人(ツミビト)様の趣味系サイト。
   「罪人の部屋」

私は模型製作自体は好きなものの、すごく下手なので、羨ましい限りです。
日記(過去ログは残されていません)を拝見していると、ネットで色々と初めての事に挑戦される楽しさが綴られています。私もかつてはそうでしたが、こうした気持ちは大切にしたいものです。
ところで、リンクページを拝見すると、当サイト以外のテキスト系では痛い系の大御所様を紹介されているのですが、これってつまり当サイトも・・・(汗


  01/10/13(土)   画竜点睛

>・・・10月9日の初回稼動において約二万件のデータを処理しましたが、
>特にトラブルも発生せず無事にし・・・ゅ・・・う・・・り・・・ょ・・・う・・・し・・・ま・・・し・・・た・・・。


変換っ、と。



木曜日、A社との打ち合わせに出かける直前、私は必死になって専務宛にプロジェクト完了報告のメールを打っていました。

そうです。私を変質者呼ばわりしているあの専務です。

もっとも、普段はアホなことを話していても、仕事の上では厳しい方です。
A社との打ち合わせに遅刻するわけにはいきませんが、慌てていいかげんなメールを書くわけにもいきません。
まして、メールのc.c.には、自部署や関連部署の部長達や課長達を入れているから尚更です。

正式なプロジェクト完了報告は紙の文書で提出しますが、その前に社内メールでプロジェクトリーダーかサブリーダーが報告を上げるのが慣例で、私も最近こうしたメールを書かされる機会が増えてきました。

面倒ですが、仕方ありません。



A社に出かけるまであと10分。メールを書き上げた私は、超特急で内容を見直しました。

・・・うん、これなら大丈夫かな。

それじゃ最後に・・・

>正式な完了報告書は、後日て・・・い・・・し・・・ゅ・・・つ・・・い・・・た・・・し・・・ま・・・す・・・。

変換っ、改行っ

>い・・・じ・・・ょ・・・う・・・

変換っ、送信っ

よーし、A社に打ち合わせに行こ






・・・・・・・・・・。






>正式な完了報告書は、後日提出いたします。

異常






・・・打ち合わせ、行ってきます。



A社での打ち合わせは長引き、終了した時には夜の11時を回っていました。
私は、自社には戻らず直接帰宅しました。

明けて金曜の朝、出社して朝の挨拶を述べた私に対し、課長は何故か下を向いたまま挨拶を返してきました。
気のせいか肩が震えています。

何も見なかった振りをして社内メールボックスを開いたら、専務から返信が入っていました。

うう、見るのが恐いなあ。

恐る恐る返信を開いて見たところ、ねぎらいの言葉と事後フォローの徹底を促す言葉は記されていましたが、私が送った元メールの末尾のアレについては何も触れていませんでした。

気付かなかったか、気付いても無視してくれたか・・・やれやれ、よかった。

と、視線を下にずらすと、履歴として付いて来た私の元メールに、赤い太字でなにやら書き込みがしてあります。




>>正式な完了報告書は、後日提出いたします。

>>異常
   ←大丈夫。溝口君がそうだってちゃんと知っているから。




せーんーむーっ!!(泣)
嗚呼、一生もてあそばれてしまうのね、私。


  01/10/10(水)   学問のススメ

昨年、油絵が趣味の父と展覧会に出かけたときのことです。

私の父は六十代半ば。
短気で頑固、おまけにかつて教育関係者だったせいか、やたらと説教臭い親父です。
私も若い頃は色々と反発して火花を散らしていましたが、めっきり白髪も増え足も遅くなった最近の親父を見ていると、たまには親孝行で趣味に付き合ってやってもいいかな、と思えるようになりました。

さて、展覧会の帰り、とある駅で若い女性が声をかけてきました。

「すみません、手相の勉強をしているのですが、見させて頂けますか?」

全国的にどうかは分かりませんが、東京の駅だとこのように声をかけられることがよくあります。

興味半分で見てもらった友人によると、キャッチセールスや変な宗教の勧誘ではなく、純粋に手相を見てくれるだけだそうで、あるいは本当に手相の勉強をしている人達なのでしょうか。

まあ、私はいつもお断りしていますが。

今回も断わ

「どうぞ。」

お、親父・・・。
人が良いのか単純なのか・・・あっ、まさか相手が若い女性だからじゃないだろうな!?
有り得る。なにせ私の親父だし。

「では、健康運を・・・」

「ああ、ちょっと待って。それは将来の健康についてかね?」

「あ、はい、そうですが・・・」

「いかんな。」

「は・・・?(汗)」

な、なんだ・・・?(汗)

「君は手相の勉強をしているのだろう。将来を占っても当たったかどうかわからんじゃないか。」

「え、あ、はい、でも。」

悪いことは言わない。過去を占いなさい。当たったかどうか教えてあげよう。これなら勉強になる。

「あの、その・・・」

予想外の親父の反応に、うろたえ口篭もる若い女性。必死でこの場から逃げ出す機会をうかがっています。わかる、気持ちは凄くわかる。

「そうだな、私は腫瘍の手術をしたことがあるのだが、何年前か当ててみなさい。ああ、そうだ、あと何処を手術したかも当ててみ・・・あ、ちょっと君、待ちなさい!

その若い女性は人込みを掻き分けながら、大急ぎで逃げていきました。
父はちょっと追う素振りを見せましたが、若い人に足でかなうはずもなく、すぐに諦めました。

「むう。怖くなったのかな。」

そらそうだろう。

「失敗を恐れていては勉強にならないだろうに。」

だからそっちの「怖い」じゃなくて。

「何事も基礎の繰り返しが一番大事なのにな。」

何故にそういう話になるのですか。

いや、言ってることは正しいのですが、親父殿。

「ところでお前は最近ちゃんと勉強をしているのか?社会人になっても勉強は必要だぞ。私にはお前の仕事はさっぱりだが、なんだかゴロゴロしてばかりで仕事に必要な勉強をしているとはどうしても思えないし、少しは・・・」

ええと、その(汗)、おっしゃっていることは御尤もなのですが、父上殿(ひいぃぃぃっ)





今回の更新から、当サイトにリンクを貼って下さったサイト様を少しずつご紹介し、こちらからもリンクをさせて頂きたいと思います。

リンク集「門の鍵」に追加。

おそらくは、兄貴様以外で初めて当サイトにリンクを貼って下さった方ウラ様の日記系サイト。
   「ウラ小屋」

ウラ様はかつて「兄貴の館」掲示板でご一緒させて頂いていた方で、実は「ウラ小屋」を開設された当初から定期訪問しておりました。
当サイトと異なり、ネタ系ではなく純日記系サイトです。
さりげなく綴られ、時に深淵を覗かせる日々は、私とウラ様のお年が近いせいもあり、時々妙に共感させられます。


  01/10/08(月)   最も危険な遊戯

一昨日の更新をした後、ちょっと反省した私は、少しずつで良いから積んだままのゲームを消化することにしました。

さて、何にしますかね。

私が最も好きなジャンルはRPGや戦略シミュレーションなのですが、こうしたものは毎日少しずつするには向きません。やっぱり丸一日のめりこみたいじゃないですか。

リハビリも兼ねて、手軽な恋愛シミュレーション(18禁)にしましょう。
選択したのは、シナリオが高く評価されている、ちょっと昔の作品です。
基本的に私はシナリオ重視派なので、少ない時間をやりくりしてゲームをする以上、評価の確立したものの方が無難でしょう。

さっそくインストールして起動。
最近は主人公やヒロインの名前を変更できるゲームも多いようですが、このゲームは固定かな?
まあ、私は本名プレイ(主人公の名前を自分の本名に変更してプレイすること)はしないので、関係はありませんが。



主人公の名前は、私の本名と同じでした。



きょ、強制的に本名プレイになってしまった・・・。
うーむ、この年になってゲーム中のヒロイン達に本名で呼ばれるのは恥ずかしいを通り越して情けなくなってしまうのですが・・・特にエッチシーンでは・・・まあ、仕方ないか。

おや、ヒロインの一人が登場のようです。
年下の妹系キャラかな?
私は基本的に人妻か年下系が好みなんですかその目はなので、とりあえずこの子に狙いを定めますか。










ヒロインの名前は、実妹の名前と同じでした。










アンインストール。永久封印。

神様、すみませんが勘弁してください。本気で(泣)





当サイトも、公開から三週間が経ちました。

このようなささやかなサイトにも、リンクを貼って下さったサイト様がいらっしゃいます。
本当にありがとうございます。

次回の更新からご紹介し、こちらからもリンクをさせて頂きたいと思います。

本来であれば一度にご紹介するべきなのですが、時間的になかなか難しく、少しずつのご紹介になってしまうと思います。
各サイトの管理人様には大変申し訳ございませんが、どうかお許し下さい。


  01/10/06(土)   目と目があったら

昨日、一昨日と二日間更新できず、本当に申し訳ございませんでした。

9月末、10月初は企業の決算期に当たるので毎年忙しいのですが、今年は米国テロ事件の余波もあり輪をかけて忙しい状態です。

おかげで、最近では土日出勤の帰りに秋葉原に寄るのが定例になってしまいました。

以前も書きましたが、やはり通勤途中に秋葉原があるのはよろしくありません(自己弁護)。

今日もまたついつい行ってしまったのですが、新作・新製品にはあまり心惹かれるものがなく、エロゲの旧作コーナーをふらふらしていたところ、とあるソフトに目が留まりました。

「もっとLOVEちゅ!」

これは「恋愛CHU!」というエロゲのファンディスクで、一般向け(非18禁)です。

基本的に、私はファンディスクには手を出さないのですが、TAMAMIさんのシナリオで本編の後日談が載っているということで発売当時さんざん迷い、結局は買わなかったものです。

      *TAMAMIさん:カルトエロゲ「好き好き大好き!」のシナリオライターさん。
                 「好き好き大好き!」については、こちらのレビューご参照。



なんだか無性に欲しいんですけど。


・・・わかっています。

いま、これを買いたくて買いたくてしかたないのは、仕事で溜まったストレスを、物欲を満たすことで解消しようとているからです。

自宅には積みゲーが数十本ありますが、その殆どは何時になったら出来るのか目処もつかないものばかり。
これだって買ってもパッケージとマニュアルを眺めて積むだけになってしまいます。

そうです。ここはきっぱりとあきらめ

「いらっしゃいませ。」

・・・まあ、ストレス溜めるよりは云々(ちょっと自己嫌悪)

レジに居た店員さんは去年からゲームフロアを担当されている若い方で、どうやら私の顔を覚えてくれているらしく、軽く目で挨拶してくれます。

私も軽く目で挨拶を返すと、「もっとLOVEちゅ!」をレジのカウンターの上に置きました。

「これを。」

「こちら、Windows対応の一般向けとなりますが宜しいでしょうか?」

「はい。」












何故わざわざ「一般向け」と確認をとるのですか、店員さん。

そりゃ確かにこの店で一般向けゲームを買ったのは「イースU」だけであとはいつもいつもエロゲばかり買っていますがだからといってわざわざ確認をとらなくたっていいじゃないですか他のお客さんに確認をとっているところなんて見たことありませんよもしかすると親切のつもりでなさったことなのかもしれませんがこれじゃまるで私が三十路にもなってエロゲにしか興味がない(以下被害妄想三千行削除)


  01/10/03(水)   癒しの聖者

仕事に疲れたサラリーマン・OLの最も身近なオアシス。

机の上の写真立て。



家庭もちの方の場合、ご家族、特にお子さんの写真を飾っていることがよくあります。

一家の集合写真。

お孫さんのあどけない寝顔。

娘さんの小学校入学式の晴れ姿。

カメラに向かってよちよち歩きして来る息子さん。

私は飾るあてが無いので羨ましい限りです。
い、いつか必ず・・・(泣)



独身社員の場合は様々です。

友達との旅行先での一枚。

好きなタレントやスポーツ選手。

グランドキャニオンのような雄大な自然。

スポーツカーや戦闘機、豪華客船といった乗り物。

その人の趣味が垣間見えて面白いものです。



おっと、忘れてた。ペットの写真は外せません。

涼しげに泳ぐ金魚。

飼い主の指にじゃれつく子猫。

興味深そうにカメラのレンズを覗く柴犬。

まるで言い争っているかのようなオウムの夫婦。

うんうん、やっぱり動物は和みます。

そうそう、最近はカメレオンみたいに爬虫類・両生類のペットも増えましたよね。

まあ、苦手な人も多いようではありますが。

なかなか愛嬌があって可愛いものです。






だからといって。








うら若いOLの飾っているのがすっぽんの写真というのはいかがなものでしょうか。



「えー、可愛いじゃないですか。すっぽん。」

いや、そういう問題ではなく。


  01/10/02(火)   中年は荒野をめざす

某大企業のエリート社員(家庭持ち)でありながらアレな性癖をお持ちだったY主任と、久しぶりに飲む機会を得たので行って来ました。
社に帰ったら同僚にサイトを追求されそうでしたし。

あれからどうしただろうか。

ほどよく酔っ払ったところで私はY主任に尋ねてみました。

「Yさん、まだメル友の女性にメールの中で「おにいちゃん」って呼ばせているんですか?

「いや、もう止めたよ。」

やれやれ、更正しましたか。

「今は「おとうさん」って呼んでもらっているんだ。」











悪化。











というか、貴方には実の娘さんが居たような気がするんですが、Yさん(大汗)

危ない。絶対に危ない。



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