6月の焚木(全)       △戻る  ▲TOP

  02/06/18(火)   隣は何をする人ぞ

先日のことです。
昼食を済ませ、一服しようと休憩室にやって来た私は、今年二年目の男性若手社員4人が屯しているのを見かけました。

遠目に見ると、机の上に北海道旅行のパンフレットが広げてあります。

「ああ、夏休みの同期旅行か・・・」

男同士というのがちと哀愁ではありますが、同期同士で親睦を深めるのは良いことです。

私たち同期も、昔は毎年のように皆そろって旅行をしたものですが、年を取るとともにお互いのスケジュールが合わなくなり、自然消滅してしまいました。
それでも、時々近場で飲み会を催す等して互いに交流を保つようにしています。
時には争ったり僻んだりすることもありますが、長年会社に勤めていると、やはり最後の最後で頼りになるのは同期だな、と実感することがよくあるからです。

「おう、夏休みの旅行の相談か?」

「あ、溝口さん。ええ、そうです。」

何となく懐かしくなった私は、見知った連中だということもあり、近付いて声をかけました。

「北海道旅行?・・・へえ、もう日程表も出来てるんだ。」

我社では、海外旅行なら必ず、国内旅行なら規定日数を上回る長期旅行の場合、詳細な日程表の提出が義務付けられています。
面倒だし管理されているようで私も嫌ですが、仕事の性格上、個人の知識・経験に依存している部分が大きいので仕方ありません。

「見てもいいかな?」

「え、ええ、どうぞ。」

・・・いま一瞬、躊躇しなかったか?

まあいいや。どれどれ。

ふーん、初日は函館に飛んで市内観光し、一泊か。
で、翌日は電車で札幌に行って、あとは札幌を基点にレンタカーで小樽や洞爺湖など近場に日帰り旅行。夜は必ず札幌に戻って宿泊。
これを四泊五日繰り返して、計五泊六日か。

函館の他は、札幌から日帰りできる範囲ばかりだけど、北海道は広いし、これもありか。
少々強行軍だけど、若い連中だから大丈夫だろう。

いいよね、若さって。
おじさん、五日も続けてレンタカーなんて耐えられないよ(おやじの僻み)



・・・あれっ?

そのとき、私は妙なことに気がつきました。
函館の宿泊先については「××ホテル 205号室」となっているのですが、札幌の宿泊先は「@@ホテル 301号室〜304号室」となっているのです。

「なあ、札幌のホテルって一人一室なの?随分と豪勢だね。」

北海道は東京より物価が安いですけれど、一人一室で四泊だと結構な金額になるはずです。
独身男性ばかりですからボーナスも自由に使えるでしょうが、それにしたって・・・。

「そのホテルってビジネスホテルなんですよ。」

「へ?・・・ああ、なるほど。」

確かに、ビジネスホテルなら安上がりで済むでしょう。
部屋は狭く簡素な場合が殆どですが、これまた若い連中なら大丈夫なのかもしれません。

でもさ・・・

「ビジネスホテルじゃ部屋が狭いから、夜に皆で集まって騒いだりできないだろうに。」

「あ・・・でも、夜は皆、別行動ですから。」

「おいおい、一緒に同期旅行しようってのに、夜まで一緒は嫌だってのか?」

最近はプライバシーを重んじる余り、寮で赤の他人と同部屋になるのを拒絶する学生が居たりするそうですが、これもその延長なのでしょうか。
何となく寂しい話です。

「いや、そうじゃなくてですね・・・夜は別々の場所に行くので・・・だから各々別の部屋の方が都合が良いと言うか・・・」

何やら苦笑しつつ口篭もる彼らを不思議に思いながら、私は日程表にもう一度目をやりました。








札幌の宿泊先 :
ススキノ@@ホテル 301号室〜304号室」









・・・・・ああ。

いいよね、若さって。





というか四泊って・・・





「よく三十路も半ばになってからネタ系日記サイトを開設しようなんて思いましたね。」

時々、このようなメールを頂きます。
確かに、プロの物書きといった方ならともかく、単なるサラリーマンがこの年齢で開設するのは珍しいかもしれません。実際、開設するかどうかについてはかなり迷いました。

その辺りの経緯については何れ書く機会もあるかと思いますが、開設の意思を固めることができたのは、五つのサイト様から「きっかけ」を頂いたからです。

開設当初からリンクさせて頂いている、その掲示板でネタ系日記風の文を投稿させて頂いていた「兄貴の館」様、貴重なご助言を頂いた「裏MIZUHAの憂鬱」様。

そして今回リンクに追加させて頂く二つのサイト様。
本来であれば開設時にリンクしておくべきなのに、一年近くも経ってしまいました。


リンク集「門の鍵」に追加。


読者参加型企画を主催するのは物凄く大変なことなのではないでしょうか。
手間がかかるとか独創性が要求されるという点はもちろんですが、それ以上に、読者を盛り上げ共に楽しみつつも場をしっかり纏めるには、強い意志と確かな倫理が要求されると思うからです。
そんな読者参加型企画に精力的に取り組まれている宮本春九堂様の企画系サイト。
   「じーらぼ!」

私はかつて「じーらぼ!」様で行われていた読者投稿型企画に参加していたのですが、そこでの投稿経験やコメントを頂いたときの喜びが、それまで一種の「あこがれ」に過ぎなかったサイト開設について、真剣に考える契機になりました。


サイト開設を真剣に考え始めたものの、踏ん切りがつかなかった昨年1月、とあるサイト様でリレーSSの話しが持ち上がりました。参加自由となってはいたものの、他の参加者はサイト管理人の方ばかり。にもかかわらず、「気がついたら」応募していました(マジ)。
その後、何回かSSを書かせて頂いたのですが、各方面から好意的な感想なども頂き、この経験により「もっと焚木を!」開設を最終的に決意しました。主催者であるそのサイトの管理人様は、快く私の参加を認めて下さったのですが、今でも本当に感謝しています。
文章表現やシナリオ構成に強いこだわりを持ったレビューを書かれる回転石様のゲームレビュー系サイト。
   「Another Room」




只今、深夜2時。力尽きたのでここまででUPします。
また嘘をついてしまいました(涙)。

続きは次回更新で。ごめんなさい。



  02/06/14(金)   究極のスープ

帰宅したときには深夜1時を回っていました。

私に輪をかけて忙しい弟はまだ会社から戻っていないようでしたが、既に両親は就寝しており、台所にはありがたくも食事の用意がしてありました。

鯖の味噌煮と、白菜を使った見慣れないスープ。そして近くに母のメモ。






人肉と白菜のスープを作ってみました。温め直して飲んでみてください。」


・・・・・・・・・・。

確かに肉片が浮いてますが。


・・・・・・・・・・。

よく見ると、髪の毛も浮いてます。


・・・・・・・・・・。

台所の隅に置いてある生ゴミ袋がいつもより数が多いのは気のせいでしょうか?


・・・・・・・・・・。

弟は本当に帰宅していないのでしょうか?


・・・・・・・・・・。

いただきます。















にんにくと白菜のスープ、美味しゅうございました。



・・・・・わざとやってませんか?母上。




風邪もなんとか治りました。
ここはひとつ、自らを鼓舞する為にもリンク予告。

  「じーらぼ!」様「Another Room」様
「キマグレキブン」様

次回更新にて、リンクページ改装と同時にリンクさせて頂く所存。




壊れたままの4・5月の過去ログは、土日にひっそりと修復します。



BEAN様から、474747ヒットを踏まれたと、ご報告を頂きました。
ありがとうございます。
今後とも宜しくお願い致します。


あ、切り番コーナーも次回更新時に追加します。

・・・ほ、本当ですってば!



  02/06/11(火)   偽証の時

ゲホッ!!ゲホッ!!ゲホッ!!


あ゛ー、ずびばぜん、風邪ひいでまず。


ヂーン!!(鼻をかんでる)


はー、少しすっきりしました。
また鼻が詰まらないうちに話しを進めたいと思います。

というか、要するに風邪をひいてしまいまして、喉と鼻をやられました。
熱も39度近くあります。


金曜日の夜、帰宅したときから身体の調子がおかしかったのですが、土曜の午後に入って一気に悪化。日曜日は一日中40度近い熱にうなされ続けました。

さすがに意識が朦朧として何もやる気がせず、「兄貴の館」の企画に応募し損ねるは、日本ワールドカップ初勝利を見逃してしまうは、積んだままのエロゲはちっとも進まないはと散々な週末に。


月曜も38度近い熱があったのですが、どうしても外せない打ち合わせがあり、医者にドーピングしてもらって無理やり熱を下げて某取引先へ。
帰宅したら再び39度を突破してしまい、今日(火曜日)も日曜日に続いて一日中寝たきりとなってしまいました。

我ながら惚れ惚れするような会社への忠誠振りです。(やけくそ)

   (注)今週は月曜の打ち合わせが非常に重要だったので無理して出席しましたが、
      本来、無理に仕事をして体調を悪化させるのは感心できる行為ではないので、真似しないで下さい。




今朝方、熱にうかされたまま課長に電話。

「すみません、まだ風邪が治らないので、今日は休ませてもらいます。」

「昨日は無理して例の打ち合わせに出てくれたんだってな。今週はもう特に何もないし、ゆっくり養生してくれ。」

「すみませゲホッ!!ゲホッ!!ゲホッ!!

「酷そうだな。どんな具合なんだ?」

「あー、

咳と鼻水が止まらないですし、

鼻が詰まってるせいか頭痛もしますし、

熱が39度もあるせいか、
顔や手足がむくんでしまってますし、

起きあがるとやけに身体が重く感じられて・・・」










「・・・本当に熱のせいか?」





「熱のせいですよっ!!(血涙)」


誰か病気の部下に優しい課長の居る会社を紹介してください(泣)





・・・確かに熱のせい「だけ」じゃないとは、自分でも思いますが。・・・体重、また増えちゃったし。




溜まっていた疲れがどっと出ただけだとは思うのですが、久しぶりに酷い風邪をひいてしまいました。ゆっくり休んでとっとと治します。

4・5月の過去ログが壊れたままとか、色々と放置状態ですが、どうかご容赦下さい。



  02/06/06(木)   タワーリング・インフェルノ Part5 (完結)

二ヶ月かけてやっと完結。まさか完結するとは。
お付き合い頂いた全てのお客様にお礼申し上げます。

Part1はこちら(4/4)
Part2はこちら(4/10)
Part3はこちら(4/15)
Part4はこちら(5/20)



打ち合わせ終了。

もしかして、非常階段で会ったサイコ中年銀行員露出狂青年銀行員(違)が打ち合わせに現れるんじゃないかと、密かに期待さえしていたのですが、さすがにそれはありませんでした。

実際、M崎さんの他にも数名の銀行員さんが打ち合わせに参加されましたが、どなたも実に折り目正しい「銀行員の鑑」といった方ばかり。
もちろん、実は「裏の顔」をお持ちで、非常階段の壁を蹴飛ばしていたりするのかもしれませんが、「見てない物は存在しない」という人類の英知でもって万事解決です(おぃ)。



「これから29階のラウンジで飲みませんか?」

時刻は既に夕方5時半。
打ち合わせが終わって後片付けをしていたD先輩と私に、M崎さんがお誘いをかけてくれました。

「いいですね。溝口は?大丈夫だろう?」

「あ、はい。喜んで。・・・29階のラウンジ、ですか。」

あらかじめD先輩から「M崎さんに誘われるかもしれないから夜は空けとけ。」と言われていた私は、何食わぬ顔でお誘いに応じました。これも「社会人のお付き合い」というやつです。
でも、場所についてはちょっと意外でした。最寄り駅の近くには繁華街もあるし、てっきりそこだと思っていたのですが、まさか本店内とは。

「ええ。29階は食堂なのですけど、夜はラウンジになってお酒も飲めるんです。
居酒屋レベルですけど、お酒も料理も格安で味もなかなかですから、仕事帰りは外の居酒屋とかではなく29階で飲んでいく人も多いんですよ。まあ、アフターファイブまで会社で過ごしたくない、という人も少なくないみたいですけどね。」


うーん。本音を言えば、私もお酒まで会社で飲みたくはないよな。
ま、今回はそんなこと言えないけどさ。

さて、エレベーターで29階まで・・・あれっ、どこへ行くんですかM崎さん。
そっちはエレベーターホールじゃありませんよ?

「せっかくですから、軽く運動がてらに非常階段で行きましょう。」


( ̄□ ̄;


「?・・・どうした、溝口?」

「ひ、非常階段って、えーと、ほ、ほら、私って太ってますので階段を上るのは苦手というか、その・・・」

「だったら余計に運動しなきゃ( ̄▽ ̄)」

「軽く運動した方がビールも美味しいですよ( ̄▽ ̄)」

いや、あの、ちょっと待ってください、引っ張らないでくだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ (Τ▽Τ)



カツン、カツン、ぜえっ、ぜえっ
カツン、カツン、
ぜえっ、ぜえっ
カツン、カツン、
ぜえっ、ぜえっ
カツン、カツン、
ぜえっ、ぜえっ


「おまえ、本当に階段上るの苦手なんだなぁ。」

「だ、だから、ぜえっ、い、言ったじゃ、ぜえっ、ないですか、ぜえっ。」

「もう目の前ですよ、溝口さん。がんばってください。」

25階から29階まで、私の息があがってしまったことを除けば、変な人に会ったり妙なことが起こったりすることもなく、私たちは無事、非常階段を上っていきました。

もちろん、最上階に近いこの付近の壁にも多数の靴の蹴り跡がしっかり付いており、異様な雰囲気を醸し出してはいるのですが、あえてM崎さんに尋ねたりはしませんでした。
うかつに話を振って、万が一M崎さんまでもがサイコ中年銀行員になりでもしたら目も当てられません。

考え過ぎだとは思うのですが、@@銀行では何が起きてもおかしくありませんし(こら)。
触らぬ神に祟りなし、です。



「お疲れ様、到着ですよ。」

私の心臓が本気で悲鳴をあげ始めたころ、ようやく私たちは29階に到達しました。

ぜーぜー言いながらラウンジに向かうのも気が引けた私は、M崎さん、D先輩にお願いして、しばらく防火扉の前で息を整えることにしました。やれやれ、4階分階段を上っただけでこれじゃなぁ。

暫くして息が整った私は、ふと30階にまで伸びている非常階段を見て、M崎さんに尋ねました。

「そういえば、30階って何なんですか?非常階段は通じているみたいですけど。」

「30階は偉いさん専用のレストランです。」

「偉いさん専用のレストラン?」

「ええ。頭取や役員クラスの人が、お得意様の大手企業幹部と会食したりするのに使うんです。
当然ですが、一般行員は立ち入り禁止。非常階段の扉も、階段側からは開きません。」


ははあ、15階の役員フロアと同じか。
それにしても贅沢だなぁ。(注:これはバブル直後で景気も今ほど悪くなかった頃の話です。)

とはいえ、一回くらいはそこで食べてみたいもの・・・何だ?ありゃ。

改めて30階に向かう非常階段の方を向いた私の目の隅に、何やら小さな白い物が映りました。
よくよく目を凝らしてみると、踊り場から30階へ向かう途中に、白い靴下が引っかかっています。


・・・白い靴下?


あまりスーツ姿のサラリーマンが履くような物じゃないよな。
女性銀行員・・・ここの制服だと白い靴下は果てしなく似合わないぞ。

どちらかというと、制服姿の女子中学生・女子高生の生足とか、あるいは一般的にもっとこうラフな格好に合いそうだよな。
あとはランニングシューズを履いたスポーツマンとか・・・


( ̄▽ ̄;


ま、まさか・・・。

30階は最上階で偉いさん専用、一般行員立ち入り禁止、非常階段側からは入れない。

つまり、一般行員が非常階段を30階まで上ってくることは、まず有り得ません。
そして、偉いさんが中から非常階段に出てくることも、通常考えられません。

結論。非常階段の30階防火扉前に人が来る可能性は殆ど無し。

ならば、そこでは人目を気にすること無く色々とできるというものです。

昼寝をしたり。

乳繰り合ったり。

・・・・・・・・・・・・・着替えたり。


「溝口さん?大丈夫ですか?」

息が切れたまま戻らないと思ったのか、30階へ向かう非常階段を見つめながら固まってしまった私に向かって、M崎さんが心配そうに声をかけてきました。

「あ?ああ!大丈夫です、何でもありません。さあ、行きましょう。」

そう、何でもありません。私は何も見ていません。「見てない物は存在しない」のです。

あ、あは、あはは、あははははははははははははははははは( ̄▽ ̄;



夜8時。
いつもより速いペースで飲んだ私は、多少ふらふらしながら@@銀行本店を出ました。

M崎さんとD先輩はJRですが、私は地下鉄です。
お二人と別れた私は、ふと@@銀行本店の方を振り返りました。

まだ残業している方が大勢いらっしゃるのでしょう。
殆どの階に明かりが灯っています。

29階、そして最上階にも。

最上階のレストランでは、あの頭取が重要取引先の偉いさんと会食でもしているのでしょうか。

まさか彼も、自分たちが会食しているそのフロアの非常階段で素っ裸の部下が仁王立ちのままタオルで汗を拭いているだなんて夢にも思っていないだろうな。

私は、頭取の穏やかな笑みを思い出しながら、何かの弾みで彼が重要取引先の偉いさんと非常階段に出て大恥をかいたりしないよう、祈るより他ありませんでした。



あれから10年。
幸いにも@@銀行に露出狂青年銀行員が居るという噂が立つことはなく、バブル後の混乱の中で苦難の舵取りを続けた頭取も、既に後進に道を譲り、会長職も辞したということです。


なお、溝口と露出狂青年銀行員は後に思わぬ再会を果たすことになるのですが、それはまた別の機会に。





・・・あまり話したくはありませんが(T▽T)




「兄貴の館」様で発表された恐るべき企画は、テキストサイト界でも屈指の濃い管理人様たちが参加される模様です。

とりあえず、このお方が参加されるということであれば、
ゴスロリを着た健様サングラスアフロの青年を兄貴がお父様だっこするシチュエーションを希望します。

あるいは、もっとマニアックに
ゴスロリを着た兄貴(以下略)


  02/06/04(火)   推定無罪

「あれだけ働いたのにボーナス下がったー (;´Д`)」

「泣くな、溝口。我社はまだマシみたいだぞ (;´Д`)」

「と、いうわけで、5/30(木)付「本日の焚木」大幅改定の説明というか言い訳というかを、同期Aを相方にお送りいたします。」

「また俺かよ。」

「いや、閲覧者の皆様に馴染みのある当サイトのキャラクターで、弄り倒しても大丈夫な奴っていったら、同期のお前しかいないし。」

「おぃ(怒)」

「真面目一辺倒になりがちな話題でも、対話形式にすると遊びを入れやすいから、色々と重宝するんだよ。すまんが大目に見てくれんか。」

「よし。じゃあ、一回登場ごとにタバコ5箱で手を打とう。前回のラストみたいな目にあわされたら更に5箱追加で。」

「ちょっと待て。報酬を取る気か!?それに「タバコ5箱」って何だよ。」

「・・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・・?」

「・・・・・・・・・・かみさんに小遣い減らされた(Τ▽Τ)」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかった(Τ▽Τ)」

商談成立。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「さて、改定の概要はというと・・・」

一回目:「はじいしゃ」「はじるす」の表記を「某新作」「その前作」に変更し、リンクを外す。
      ロリを強調している個所を削除。タイトルも変更。
二回目:「はじいしゃ」「はじるす」の表記のみ復活。


「こんな感じか?で、なんで改定したの?」

「うん。あの内容ってもろに下ネタだっただろ?だから、その点についてお客様の一部が引いちゃうかもしれないな、とは思っていたんだ。
ところがUPしてみたら、下ネタについてではなく、
「はじるす」「はじいしゃ」へのリンクについて「違和感を感じる」というメールが続々と (;´Д`)」

「エロゲへのリンクなんて今迄も散々やってるじゃないか。「はじいしゃ」「はじるす」の名前も既出だろう。」

「そうではなくて、ロリを強調している点に違和感を感じたらしい。
溝口五位というキャラクターは、時折きわどい発言はあるにせよ、あくまで「子供好き」であって「ロリコン」ではないから、例えネタにせよ正面切ってロリロリ騒ぐのはサイトのイメージに合わない、ということみたい。
それだけならまだしも、中には
本気で「実は真性だったんですか」と疑いをかけてくる方も複数いるし・・・勘弁してください(Τ▽Τ)」

いつも善人ぶってるから余計に違和感を感じたんだろうな。」

「がはあっ!?(クリティカルヒット)

「要するに、お前が自サイトのイメージを十分に把握していなかったから、ネタとして成立する境界線を越えた表現でUPしてしまい、多くの閲覧者に違和感を持たせた上、一部閲覧者にはマジに受け取られた、ということだな。全部お前が悪いんじゃないか、結局。

「あうっ(汗)・・・口惜しいがその通りです。はい。
確かに自分でもそう思うので、改定に踏み切りました。」


「・・・実は「真性」じゃないのか?」

「ち━が━う━━━(Τ▽Τ)━━( Τ▽)━━(  Τ)━━(   )━━(Τ  )━━(▽Τ )━━━(Τ▽Τ)━━!!!」

「で、二回目の改定で「はじいしゃ」「はじるす」の表記のみ復活したのは?」

「さすがにあの内容で作品名を出さないのは作品に対して失礼かな、と。」

「それはそうだな。」

「とにかく、今回は「自サイトのイメージ」という事について色々と考えさせられました。ご意見・ご批判を頂いた皆様、どうもありがとうございました。」

「俺はサイト管理人じゃないからよく分からないけど、一部とはいえ「舞台裏」を見せちゃっていいのか?今更という気もするが。」

「サイトのスタイルにもよると思うけど・・・あまり良い事ではないかな。
ただ、今回は「違和感」を持たれたお客様が想像以上に多そうなので、思い切って書きました。
何れにしても、今後はこんな事の無いようにしないと。」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「ところで、「タワーリング・インフェルノ」完結編はどうなるんだ?」

「もう下書きはできてる。あとは推敲と文字強調だけなので、木曜日の夜にはUPできるかと。」

今週の、だろうな?(ぎろり)

(びくうっ)ととととととと当然じゃないか。」

「だそうです、閲覧者の皆様。あと数日だけ待ってやってください。」


チカッチカッチカッ


「あ、メール到着ランプが点滅した。新規メールか。えーと・・・」


件名 : 溝口さんって実は「真性」なんですか?(疑)


「ち━が━う━━━(Τ▽Τ)━━( Τ▽)━━(  Τ)━━(   )━━(Τ  )━━(▽Τ )━━━(Τ▽Τ)━━!!!」

「・・・おい」

「ち━が━う━━━(Τ▽Τ)━━( Τ▽)━━(  Τ)━━(   )━━(Τ  )━━(▽Τ )━━━(Τ▽Τ)━━!!!」

「・・・えー、管理人錯乱中につき私めが代わりに。
まだまだ未熟な管理人とそのサイトですが、今後ともひとつ宜しくお願いいたします。
(ぺこり)

「ち━が━う━━━(Τ▽Τ)━━( Τ▽)━━(  Τ)━━(   )━━(Τ  )━━(▽Τ )━━━(Τ▽Τ)━━!!!」

「・・・やっぱり早めに縁を切るべきでしょうか。・・・ねえ?」




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