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  02/04/22(月)   時は準宝石の螺旋のように

雑文集「束ねた焚木」、シリーズ「こどもたちといっしょ!」に追加。

   第五話 「時は準宝石の螺旋のように」

   第一話 第二話 第三話 第四話

時代をこえて伝えたい、大切な思い。

時代をこえて伝えたい、大切な言葉。




*4/23(火)午前2時、以下の文章を少し修正しました。
 迂闊に「あんな言葉」を使ってしまい、申し訳ございません。


とうとう一週間空いてしまいました。本当にごめんなさい。

いくら更新頻度が低いとは言え、さすがにご心配をおかけてしまったようで、安否を気遣うメールを何通も頂きました。大丈夫、何とかやってます。
「はじめてのおいしゃさん」をプレイするまでは負けません。

仕事が忙しいということもあったのですが、私生活でもごたごたが起きまして、ダンポール箱が100箱近く詰めこまれた八畳間の片隅で、身体を縮込めながらの寝泊りが四日ほど続いています。
このまま更新が途絶えたら、
ダンボール箱の山に押しつぶされたものと思ってください。
(「なにがあったんだ、おっさん」と聞いてはいけません。そのうちネタにします。

それにしても・・・レスが溜まる一方・・・。ごめんなさい(涙)



  02/04/15(月)   タワーリング・インフェルノ Part3

Part1はこちら(4/4)

Part2はこちら(4/10)


頭取。
全国の銀行員たちの頂点に立つ経営のトップ。

私はどう反応したらよいのかもわからず、呆然と立ち尽くすよりほかありませんでした。
ボディーガードのマッチョマンが油断なく私を取り囲み、その後ろから秘書の方々が胡散臭そうな目で私を眺めています。
私は格闘技に関しては素人ですが、それでもボディーガードの方々が臨戦体勢にあることは雰囲気で分かりました。私が妙な動きでも見せようものなら、その瞬間に正拳が顔面に叩き込まれるに違いありません。

いったいどうしろと。

すると、途方に暮れている私を見かねたのか、頭取がにこやかな笑顔で丁寧に仰いました。

「どちらの会社の方でしょう。ここは役員フロアですが。」

と、頭取自ら御下問をーっ!?( ̄□ ̄;

しかも、こんな若造に丁寧語とは。
い、いかん。ここで妙な受け答えをして不興を買いでもしたら・・・


「なんだね、さっきの男は。無礼にも程がある。どこの会社の者だ?」

「はい、XX社です。」

「私が何を言いたいか、わかっているな?」

「は・・・しかし、XX社は当行のシステム部門でそれなりの開発に関わっています。すぐには難しいかと。」

「仕方ない。ならば5年ほどかけて徐々に取引を縮小し、最後には切れっ。」

「わかりました。」


ちょ、ちょっと待ってえええええぇぇぇぇぇっ(泣)

私は焦りました。
落ち着こうと思いはするのですが、まだ社会人二年目のペーペーにとって都市銀行の頭取はあまりにも次元の違う相手です。

例えるならば、ドラクエで冒険を始めたらいきなり魔王に遭遇したようなもの。
どんな威力のどんな攻撃が繰り出されるのか、想像すらできません。

とにかく、ここは正直に話すことにしました。
悪意があっての侵入ではありませんし、ペーペーの失敗ということであれば大目に見てもらえるでしょう。下手に誤魔化して泥沼化したら本当に会社に迷惑をかけかねません。

頭の中が真っ白になりそうになるのを必死にこらえ、私は頭取に経緯を説明しました。

管財グループでの打ち合わせの為に来たこと、15階の第8会議室と伺っていたこと、エレベーターで15階に来れず非常階段で来たこと、こちらにお邪魔するのは初めてで15階が役員フロアだとは知らなかったこと、などなど。
念の為にM崎さんの名前だけは出しませんでしたが、後は正直に伝えました。

正直に・・・

「防火扉に鍵がかかってなかったのですか?」

「ノブを2、3回捻ったら外れてしまいまして。」

ああっ、ごめんなさい、嘘です!本当は20回くらい捻ったんです!

だ、だって「何故20回も捻ったのですか」と聞かれたら非常階段の壁の血痕と危ない中年男性についても話さなきゃいけないじゃないですか!
そんな事を話したら@@銀行の恥部を見たものとして消されるかもしれないじゃないですか!



私が一通り話し終わると、頭取は少し首を傾げ、傍らの秘書の方を向きながら仰いました。

「管財グループでの打ち合わせ・・・管財グループは確か25階だったな。」

「はい、25階の西側エリアになります。第8会議室もそちらにあるはずです。」

「と、いうことだそうです。」

・・・・・。

「打ち合わせ、頑張ってください。」

最後に一言そう仰ると、思わず突っ伏してしまった私を面白そうに眺めつつ、頭取は廊下の向こうへと歩み去っていきました。



結局、頭取が「問題なし」との判断を下した、ということなのでしょう。それ以上追求されることも無く、ボディーガートの方に指示を受けた私は防火扉から非常階段に戻りました。

「もう、間違って入ったりしないで下さい。」

「はい、ご迷惑をおかけしました。」

つ、疲れた。さすがに緊張したなぁ。
まあ、頭取の御機嫌を損ねたりはしなかったようだし、多分大丈夫だろう。

さて、25階か。

とすると、高層階用エレベーターに乗らないといけないから17階に・・・あの危ない中年男性が防火扉の所にまだ居たら嫌だな。
よし、一旦14階に下りて、低層階用エレベーターで17階に行き、高層階用エレベーターに乗りかえて25階へ行こう。

そう決めると、私は14階へと非常階段を下り始め



ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!
ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!


・・・誰かが凄い勢いで非常階段を駆け上ってくるような。


ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!
ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!


・・・掛け声のような荒い息をつきながら、っていったい誰!?(泣)


ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!
ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!


・・・ちょっと、どんどん近付いて来る・・・ねえ、誰!?誰なの!?
もういやっ、お家に帰してえええええぇぇぇぇぇっ(号泣)



続く



<お断り>

この「タワーリング・インフェルノ」はPart5まで予定していますが、シナリオライターが飽きっぽいので たまには変化をつけたいので、次回更新は別の読み切りを掲載するかもしれません。
別に@@銀行にバレて圧力がかかったわけではないので、念の為。
・・・でも、万が一本当にバレちゃったらどうしよう、このシリーズ(汗




当サイトの相互リンク先である「FIEND」様が、サイト名を変更されました。
   「一鬼夜行」

遅くなりまして申し訳ございませんでした。今後とも宜しくお願い致します。
TOP絵が元のままでとても嬉しいです。



  02/04/10(水)   タワーリング・インフェルノ Part2

Part1はこちら(4/4)


「やっと着いた。」

非常階段を下りて15階の防火扉に辿り着いた私は、ほっと一息つきました。
結局、なぜエレベーターで行けなかったのかは謎のままでしたが、それは後でU先輩かM崎さんに聞けば良いでしょう。

さて、第8会議室だったな、早く探して

ガチャッ

あれっ?

ガチャガチャガチャッ

おいおい、開かないぞ?
まさか非常階段側から防火扉は開けられないのか!?

私は慌てて14階まで下りると、防火扉のノブを回して・・・開くじゃないか。
13階はどうだ・・・やっぱり開くぞ。
私は再び15階の防火扉に戻ると、ノブを回し・・・開かない。



それほどまでに私が嫌いか、15階。

というか、本当にどうすりゃいいんだ。困ったなぁ。
仕方ない。1階に下りて受付の人に聞いてみるか。



カツーン、カツーン、カツーン

その時、非常階段の上の方から誰かが下りてくるような靴音が聞こえてきました。

誰だろう?
もしかして、17階で会った危ない中年男性かな。



・・・・・。



開けてっ、開けてええええぇぇぇぇっ!!(泣)

ガチャガチャガチャガチャガチャガチンッ!!


開いた!?

神に祈りが通じたか、あれほど私を拒んでいた15階防火扉の鍵が、いきなり外れました。
単に回しすぎて壊しただけのような気もしますが、とりあえず神の奇跡ということにし



カツーン、カツーン、カツーン

ひいいいいいいいいいいいっ



私は急いで防火扉を開けると、15階へ飛び込みました。

と、とにかく第8会議室へ行こう、第8会議室・・・。

「な、なんだ、ここは?」

落ち着いて周囲に目を向けた私は、思わず絶句しました。

磨き上げられた大理石の壁、廊下に敷き詰められた高価な絨毯、品のよい飾り付けがされた美しい照明、さりげなく飾られている名画の複製。

「ええと、ここは@@銀行本店のはず、だよな。」

@@銀行本店は確かに大きなビルですが、詰まるところオフィスビルですから、構造は機能的でも内装は素っ気無い作りになっています。
少なくとも、1階と17階、エレベーターなど、今まで通った所はそうでした。

ところが、15階は・・・

「こ、高級ホテル?」

何がどうなっているのか全く理解できず、高級ホテルを思わせる豪華極まりない廊下の片隅でぼんやりと立ち尽くしていたら、近くの角から@@銀行の制服を着た二人の女性が現れました。

あ、やっぱりここは@@銀行か。
よかった、あの人たちに第8会議室の場所を聞こう。

「すみません。」

私が声をかけると、二人の女性は驚いたように振り向きうおっ、美人( ̄▽ ̄)

一人は二十代後半、もう一人は三十代前半といったところでしょうか。
どちらの方も実に品の良い女性で、スタイルも抜群。
制服が映える、映える。

うーん、目の保養いや、発情している場合じゃなくて( ̄▽ ̄;
早く聞かないと、って、あれっ?

私が第8会議室について聞こうと一歩前に出ると、年下の女性が素早く近くの部屋へと入っていきました。まるで私から逃げるように。
それを確認すると、年長の女性がにこやかに声をかけてきました。

「何かご用ですか?」

「あ、はい。打ち合わせで第8会議室に行きたいのですが。」

「第8会議室?・・・あの、失礼ですが、どちらからこのフロアに入って来られたのでしょうか。」

「ええと、そこの非常階段からですが。」

「・・・少々お待ち頂けますか。」

もしかして警戒されている?

ガチャッ

なんとなく嫌な雰囲気を感じ始めた途端、先ほど年下の女性が入っていった部屋から二人の男性が出てきました。

・・・・・・・・・・。

@@銀行のバッチを付けているから、銀行員さんなのだとは思いますが。

あ、あの、もしかして元プロレスラーとか元力士の方でしょうか。
背広の上からでも分かるくらいに筋骨隆々で。

あ、あの、もしかして私に敵意を持っていらっしゃるのでしょうか。
物凄い目で睨まれてるような気がするのですけど。

あ、あの、年長の女性がマッチョマン二人に何やら目配せをしたように思えるのですが、あの、その、じりじりと間を詰めて来られても困ってしまうといいますか、あの、その、ねえ、ちょっとそんな恐い顔で近づかないで下さい、あの、その、ええと、ひいいっ



「どうかしたのかね。」

例の危ない中年男性が待ち構えているかもしれないけれど、この場は非常階段へ逃げた方がマシなんじゃないだろうか。
身の危険を感じた私がそう考え始めたとき、廊下の中ほどの部屋から初老の男性が現れ、声をかけてきました。

穏やかな笑みを湛えているけれど、若造の私にもはっきりと分かるような威厳を持った老紳士で、その後ろには、私を取り囲んでいるのとは別のマッチョマン数名と、品の良い女性数名を引き連れています。

私を取り囲んでいたマッチョマン二人と年長の女性は、その老紳士の姿を認めると、驚いた顔で居住まいを正しました。
年長の女性が老紳士のもとに小走りで駆け寄り、何やら耳打ちしています。

私は少しだけ安心しました。
どうやらこの老紳士は偉い人のようですが、あまり厳しくはなさそうです。正直に話せば聞いてもらえるんじゃないか、そんな気がしました。

でも、この老紳士、何処かで見たような気がするな。

えーと、何処で見たんだっけ。
そうそう、確か@@銀行の正月ポスターで新年の挨拶を述べていたl
B




・・・・・
B




@@銀行頭取!H

もしかして、ここって役員フロアか!I

ようやく、私は全てを理解しました
B
マッチョマンはボディガード、品の良い女性は秘書の方々でしょう
B 15階だけ高級ホテルのような内装なのも、役員フロアと考えれば納得が行きます
B 15階にはエレベーターが止まらなかったのも、15階の防火扉に鍵がかかっていたのも、やはり役員フロアだからでしょう。きっと、特定のルートでしか入れないようにしているに違いありません
B 警備を考えれば当然のことです
B




・・・・・
B
ひょっとして、M崎さんに頂いた入館証では立ち入りできないエリアなんじゃないか?ここは
B
つまり、私は・・
E







不法侵入(しかも防火扉の鍵を破壊j








・・・・・
B







いやあああああああああっ(泣
j 鉄格子付きの窓がある薄暗い部屋で刑事さんにカツ丼を奢ってもらうのはいやああああああああああっ(泣
j








<お詫び

シナリオライターが極度の寝不足状態にある為、Part1末尾での予告編と大きく内容が食い違っていることをお詫び致します。
なお、シナリオライターは「Part3の予告編も書くんだ!」と喚いておりましたが、このままではさらに訳の分からない予告になることが避けられないと判断。Part3の予告編は無しとさせて頂きます。ご了承下さい
B




また五日間も空いてしまいました。本当にごめんなさい
B
色々と反応したいこともあるのですが、どうにも時間がありません
B 申し訳ございませんが、週末にまとめてなんとか
Bなるのかな(汗j


  02/04/04(木j   タワーリング・インフェルノ PartP

会社に入って2年目の春
B とあるプロジェクトの打ち合わせの為、私は@@銀行本店へと出向くことになりました
B そうAあのM崎さのいらっしゃる@@銀行、その本店です。

ま、打合せとはいっても実際の仕切りは全て先輩社員Dさんにお任せで、私はDさんについて行くだけ。要はお得意様への顔見世です
B
当日、Dさんは別件で朝から@@銀行本店へと向かいましたが、私は出席予定の打ち合わせが午後3時開始なので昼過ぎに向かうことにしました
B @@銀行本店へ行くのは初めてだし、本当はDさんと一緒に行きたかったのですが、子供じゃあるまいし何とかなるでしょう。M崎さんの計らいで入館証は既に頂いていますし
B


「・・・・・・。v

午後2時
B 余裕を見て早めに@@銀行本店に到着した私は、入口に立った時点で早くも後悔していました
B 地上約30階。床面積は東京ドームで換算可能。従業員は千人単位
B でかい。ひたすらでかい
B
い、いかん、怖気づくな
B 入館の際も特に何も言われなかったし、入館証さえ持っていれば大丈夫
B えーと、打ち合わせの場所は15階の第8会議室だったな。エレベーターは、と
B
さすがに大きなビルだけあって1階のエレベーターホールも二ヶ所あり、夫々に十機づつのエレベーターがありました。まあ、どれに乗っても同じでしょう
B 手近なエレベーターに乗り込んだ私は、15階のボタンを押し・・E15階が無い!H
エレベーターのボタンは、1階、及び17階から30階までの物しかありませんでした
B
しまった、これは高層階用のエレベーターか
B
皆様ご存知のことと思いますが、高層ビルでは低層階用のエレベーターと高層階用のエレベーターに分かれている場合があります
B 30階建のこのビルであれば、そのような構造になっていてもおかしくはありません
B
1階にエレベーターホールが二ヶ所ありましたが、私の乗った方は高層階用(17階〜30階)、もう一方が低層階用(2階〜17階)の乗り場だったのでしょう
B
既にエレベーターは動き出してしまっています。私は諦めて17階で降りることにしました
B おそらく、17階には高層階用と低層階用、両方が止まるはずです。そこで低層階用エレベーターに乗り換え、15階に下りればよいでしょう
B
程なくエレベーターは17階に到着
B そこで降りた私は低層階用のエレベーターホールに移動しました
B 壁の階数表示ランプは1階から14階、そして16階・17階を示しています
B
ちょっと待て
B
15階はどうしたH
これじゃ高層階用でも低層階用でも15階に降りることができないじゃないか
I 打ち合わせは15階だってのに、どうなってるんだ
H
・・・仕方ない、階段で下りよう。階段なら行けないということもあるまい
B
私はフロアの案内図で階段の位置を確認すると、長い長い廊下を歩いて行きました
B 50メートルほども歩いたでしょうか。ようやく階段が見え・・・あれっ、防火扉が閉まってる
B
もしかして、階段は階段でも非常階段か?困ったな
B
私が防火扉の前でうろうろしていると、親切そうな中年の男性が声をかけてきました
B
「どうしました。v

「あ、すみません。打ち合わせで下の階に行きたいのですが、非常階段を使っても宜しいのでしょうか。こちらにお邪魔するのは初めてなもので。v

「ああ、大丈夫ですよ。v

中年の男性はノブを回し、防火扉を開けてくれました
B 私も彼の後に続き防火扉をくぐっうわっ、でかっB

ある程度予想はしていましたが、非常階段も相当に大きく、6、7人が横一列に並んだまま移動可能と思われるような代物でした
B あまり利用されないのか私と中年の男性しか居ない為、余計に広さが際立っています
B
その威容に半ば呆れながら下りようとした私は、ふと壁に目を向けギョッとしました
B 壁に多数の靴があり、中にまであったのです
B
「あの、この靴跡と血痕はいったい・・・v

思わず私が尋ねると、中年の男性は苦笑しながら説明してくれました
B
「困ったことなんですがA仕事でストレスの溜まった人が壁を蹴ったり殴ったりすんですよ。非常階段にはあまり人は来ませんからね。」

「ストレス解消に、ですか。v

「ええ。だからといって、なに血が出るまで殴らなくてもよいと思うのですが。v

「・・・そうですね。v

誰も居ない非常階段で、血が出るまで壁を殴り続けるサラリーマン
B
大企業のエリートといっても色々とあるんだろうなぁ
B
私は血痕をつけた人の心情を思い、そっと頭を振りました
B







「まあ、この階の血痕は殆どが私のものなんですけどね。v

「・・・・・・。v

私の真後ろ中年の男性はおっしゃいました
B ちなみに、い非常階段に居るのは私と彼だです
B
私は背中に冷たいものが流れるのを感じました
B
「あ、あの、そろそろ行きます。ありがとうございました。v

「そうですかB残念ですBv

いったい何が残念なのかB
極力考えないようにしながら私は早足で非常階段を下りて行きました
B
一度だけちらりと後ろを振り返ると、中年の男性は靴跡と血痕のついた壁の近くに立ち尽くし、うっすらと笑みを浮かべながら私を見ついやあああああああああああああああっ(泣j

私は心の中で悲鳴をあげながら15階へと急ぎました
B






<次回予告

サイコ中年の恐怖を辛くも切り抜け、非常階段を使って15階へと向かった溝口。しかし、彼が辿り着いたのは想像を絶する異様な空間であった。

出口を求めて逃げ惑う溝口に迫る恐怖の武装集団!!敵か、味方か、謎の美女!!そして、彼の前に忽然と現れた老賢者の正体とは!
H
次回「タワーリング・インフェルノPart2〜帝国の逆襲〜」にご期待ください
B
(注:溝口は 生まれつ 寝不足の余り頭がいかれポンチ状態のためA 一部表現に誇張があります。j





五日間も間が空いてしまい本当に申し訳ございません
B 一行更新くらいしようと思ったのですが、五日間で睡眠時間10時間という状態では流石に無理でした
B半分意識を失いながら仕事をしていたので、実際の睡眠時間はもっと長かったような気もしますがB




兄貴l、長い間本当にお疲れ様でしたB
私も楽しかったです
B

それにしても、最後の最後まで兄貴様らしいというか(滝汗j
(注:終了記念CGその2のことではありませんBいや、あれはあれで兄貴様らしいですけどB
j

なお3/31に予定していた「兄貴の館」終了に合わせた更新は、別の日に行う予定ですB




「裏MIZUHAの憂鬱」lの4/1付の更新で引用された私の発言について、何人かの方からご照会を頂きました
B
確かにあれは当サイト掲示板での私の発言ですが、ログからは既に消えています。過去ログは保存しておりますが、今のところ公開の予定はありません
B 申し訳ございませんが、ご了承ください
B




前回更新で完結し「地下室のメロディーvのオチについて、主にお子様をお持ちの女性から、メールや掲示板で突っ込みを頂きました
B これについては、皆様のご指摘をもとに自分でも調べて見ましたが、おっしゃる通りの様です
B 今週末には「補足」として追記しようと思います
B
突っ込み頂いた皆様、どうもありがとうございまし





「兄貴の館」終了に伴い、リンクページを修正しました
B それ以外でも修正しました(謎
j



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