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インド・旅のノート 

  

■シュリンゲーリ (1997年11月訪問) 

  インド中部のカルナータカ州に、シュリンゲーリという町があります。
  ここは、哲学者シャンカラが建てた僧院があるので有名です。
  夕暮れ時に各寺院が開門され、僧たちによって灯明の儀式が行われました。
  若い修行僧たちによるサンスクリットの朗唱が響く中、沢山のインド人が参拝しており、
 熱気にあふれていました。

  橋で川を渡ったところにある建物には、ジャガッドグル・シャンカラーチャーリヤ
(当代のシャンカラ)の謁見の間があり、参拝者が列を作っていました。

  親切な巡礼家族に導かれて、大食堂に入りました。ここも参拝者で一杯でした。
 床に座ると、バナナの葉の上に食事が配られます。夜は質素な巡礼宿に泊まりました。

                        


カーラディ (2002年3月訪問)

  シャンカラの生誕地カーラディは、ケララ州コーチン近くの静かで小さな町です。
  シャンカラを祀る寺院の横をペリヤール川が流れており、そのほとりに
 クロコダイル・ガートがあります。朝夕に人々が沐浴しています。

  シャンカラは出家する際、このガートでワニに食べられそうになりました。(このワニは
 シャンカラが生み出した幻だと言われています。)そして、出家に反対する母親に対して
 「出家を認めてくれなければ、私はこうしてワニに食べられてしまいます」と言って、母親に
 出家を認めさせたと言われています。

  私も、黄土色の川に身体を浸してみました。西日でほてった肌に川の水と微風がさわやかに
 感じられました。
 
  川から少し離れたところに9階建のマンダパム(塔)があります。シャンカラの生涯を描いた
 レリーフや像を見ながら、らせん階段を上ってゆきます。
  窓から外を覗くと、一面のココナッツ・フィールドが地平線まで続いていました。