12月の焚木(後)      △戻る  ▲TOP

  01/12/30(日)   聖剣エクスカリバー

「なにかな、これ。」

「おにんぎょうかな。」

「おちてるものをひろっちゃいけないんだよ。」

とある日曜日、都内某所の住宅街で、小学校低学年くらいの子供たち4、5人が輪になって何やら騒いでいるのを見かけました。

断片的に聞こえる話からすると、誰かが「おにんぎょう」の様なものをひろったらしいのですが・・・。

「わたししってる、こけしだよ。」

こけし?

「ぼくもしってるよ。でも、こけしはきでできてるんだよ。これぷらすちっくだよ。」





プラスチックのこけし。





気のせいか、何だかこの段階でオチが見えてしまったのd

「すいっちがあるよ。」

「あ、うごいた!」





ブイーン、ブイーン、ブイーン





ってやっぱり電動こけしーっ!?

異音を発して男の子の手の中でウネウネ動くこけしもどきは、紛れもなく電動こけし、別名バイブレーター。
誰だ、あんなもの道端に捨てた馬鹿は。



「おもしろーい。」

「でもなんだろうね、これ。」

知らなくていい、知らなくていい(滝汗)



「ぼく、おかあさんにきいてみる。」

止めろおおおおぉぉぉぉっ(泣)



「@@くん、じぶんだけずるい!」

「ぼくも、ぼくも!」

「だめだよ、ぼくがひろったんだからぼくのだよ!」

子供たちの間で電動こけしの取り合いが始まりましtあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛(T_T)

ブイーン、ブイーン、ブイーン
どうやら最初に拾ったらしい@@君が、他の子に取られまいと、異音を発しながらウネウネ動く電動こけしを持った右手を必死になって頭上に振り上げています。

それはまるで、エクスカリバーを頭上にかざすアーサー王のようでしt















ぱくっ!











煤i ̄□ ̄;







「あーっ、@@くんきたなーいっ!」

「くちのなかにいれたーっ!」

「つばつけたからぼくのだよ!」

勝ち誇ったかのような@@君。
@@君、きみがいま口にしたものはね、本来は女性の下のおkあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛(T_T)



その場を去ってゆく子供たちを見送りながら、私はそのこけしが「使用済み」でないことを祈ることしかできませんでした。

そうでないと、@@君は電動こけしが初めての女sあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛(T_T)





本来29日から休暇のはずが、28日の夜から二晩会社に泊り込みとなってしまいました。
結局、今回もコミケは行けず(泣)

会社はそれほどまでに私を更正させたいのでしょうか。(正しい判断だとか言わないで下さい。)





「ザ・キング・オブ・イターズ’98」の投票が、12月31日の23時(夜11時)で締め切られます。
締め切りギリギリまで粘って投票し損ねないようご注意ください。

それにしても、最下位候補のはずの当サイトが何故9位(12/27現在)ですか。
何だかこのお方まで当サイトを「激しく推奨」とか言ってるし。(でも、読んで頂いていたとは感激です。)


  01/12/27(木)   永遠の旅人

ズッ、ズルッ、ズゾゾゾゾッ

残業が佳境に入った22時。
一息入れようと休憩室に入ったら、後輩のT君がカップラーメンを食べていました。

「なんだ、T君、また夜食にカップラーメンか?」

「あ、溝口さん。」

我社の休憩室にはカップラーメンの自動販売機があります。
ご存知の方も多いと思いますが、6種類ほどのカップラーメンが販売されており、給湯器や割り箸も付いているタイプのものです。

T君は別のチームのメンバーですが、この時間になるといつも休憩室でカップラーメンを食べているらしく、私が行くと必ずこんな会話を交わしています。

「T君さあ、毎日毎日そればかり食べていたら身体に悪いよ。」

いくら忙しいからって、いや、忙しいからこそ、毎日毎日カップラーメンでは身体によくありません。
休憩室にはサンドイッチやおにぎりの自動販売機もあります。
カップラーメンよりは、まだパンやごはんの方が身体に良いと思うのですが・・・。

「いやだなあ、溝口さん。毎日毎日こればかり食べてるわけじゃないですよ。」

「あ、そうなんだ。」

T君は苦笑しながら言いました。

なんだ、いつもカップラーメンばかり食べてるような気がしていたけれど、ちゃんとサンドイッチやおにぎりも食べているのか。
まあ、本当は夜食無しで済むような生活が一番なんだけどね。

「そうですよ。

月曜日は、しょうゆ味。

火曜日は、シーフード。

水曜日は、チリトマト。

木曜日は、カレー味。

金曜日は、緑のたぬき。

土曜日は、赤いきつね。

毎日ちゃんと変えているんですよ。」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自販機の右から左に?」

「はい。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・程々にね。」

「はい。」

ズッ、ズルッ、ズゾゾゾゾッ





・・・・・・・・・・。





・・・・・・・・・・T君。





・・・・・・・・・・日曜日はいったいどれを(違


  01/12/25(火)   後始末 − 賢者たちの贈り物・後日談 −

(*本日の焚木は、昨日(24日)の焚木の補遺になっています。)



午前8:00
出勤したら、同期Aから朝一でメールが来ていました。

馬鹿。

・・・わかってるよ(涙)



午前10:00
同期Aから再び社内メール。

>健さんの物まねって、いくらアフロとサングラスを装着しても全然似てないと思うんだが。

>当たり前だ。酒の席で、しかも店内が薄暗いから、その場のノリでなんとか上手く行っただけ。

>女子大生たちが「侍魂」を知らなかったらどうするつもりだったんだ。

>別の一発芸を考えていた。でも極秘。

死んでも知りたくない。

どういう意味だ。



正午
後輩Bをとっ捕まえる。

「さあ吐け。」

「ななななんですか、いきなり!?」

「昨日のクリスマス・イブに五月さんと二人で早速デートしたろう。既に後輩Cに確認済みだ。隠しても無駄だぞ、この破廉恥漢めが。我が愛娘を傷物にでもしていたら唯では済まさぬ。あらいざらい吐けい!」

「亜衣さんに「お父さん」呼ばわりされされたからって、腹いせに五月さんまで自分の娘にしないで下さいよ。」

「何を言うか。加奈さんも珠樹さんもみんな我が愛娘だ(おぃ)。なに、心配するな。真剣なお付き合いということであれば将来の娘婿として我が息子と認めてやってもよいのだぞ。」

「死んでも嫌です。」

どういう意味だ。



午後3:00
同期Aからまた社内メール。(仕事しろよ、お前。)

>なんだかんだ言っても、若い娘さんに囲まれてうはうは状態だったんだろ、結局。

>「うはうは」ってなんだ(汗 いや、最初に就職活動の話題を振って「人の良いおっさん」をアピールしたわけだけど、なんか思ったより大変みたいなんだよね。女子大生の就職事情って。

>そうだろうな。

>で、こっちとしても真剣に応対しているうちに、合コン気分じゃなくなっちゃって。

>・・・亜衣さんに「お父さん」呼ばわりされる前に、既にお父さんの気分だったってことか?

>そう。あの時点で四人とも私の中では愛娘扱い。

阿呆。

どういう意味・・・いえ、分かってます。はい。





・・・よかったんだよね、あれで(涙)


  01/12/24(月)   賢者たちの贈り物

クリスマス・イブですね。
只今21時。そろそろ各地のサイト様も特別更新に入られているようです。

当サイトも、あまり派手なことはできませんが、少しでもお客様に楽しんで頂けたらと、ささやかながら「三十路半ばのおっさんと女子大生の合コンレポート」をご用意しました。

・・・何が楽しいんだか自分でもよくわかりませんが、深くは考えないことに致します。

さて、天国の神様は、非モテなおっさんに女子大生をプレゼントしてくれたのでしょうか。

本日は、深夜1時くらいまで、何回かに分けて更新致します。
最後にまとめて読みたいという方は、深夜1時以降においで頂けるとよろしいかと。

それでは、どうぞ楽しいイブを。

   合コンレポート 「賢者たちの贈り物」 Part1

只今、23時半です。
各地のサイトで狂乱の宴が繰り広げられていますが、やはり覇者様の企画がダントツの痛さです。というかあまりの漢っぷりに涙が・・・。

   合コンレポート 「賢者たちの贈り物」 Part2

只今、深夜1時です。
そろそろ、各サイトも店じまいのようです。私も本日はこれまで。
更新中に応援メールを下さった皆様、どうもありがとうございました。(まさか頂けるとは。)

   合コンレポート 「賢者たちの贈り物」 Part3

さて、それでは。










深夜3時くらいまで持ちかえりの仕事をするかなっ!!(号泣)
おやすみなさい、皆様。よい夢を(涙)


  01/12/22(土)   決戦前夜

「もっと焚木を!」の存在を知っている唯一の同僚、同期Aと社内メールでやりとり。

>いい年して本気で行くのか?女子大生との合コン。

>貴様に言われたくないわい。 (同期Aは、今の奥さんを飲み会の帰りに口説いてゲットした。)

>相手にしてもらえなくても知らないぞ。

>まあゲットは無理だと思ってるよ。何とか笑いさえ取れれば上出来かな、と。

>いや、そうじゃなくてさ。



>女子大生たちに合コンそのものを当日キャンセルされて、男4人のクリスマスパーティー(しかも料理は8人分)にならないか、ってこと。

・・・・・・・・・・。

>じゃあな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

そういえば、昔のコンパで女性陣が全員キャンセルしたことがあったな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。















明日の夜にいきなり当サイトが閉鎖しても、どうかそっとしておいてください。


  01/12/20(木)   硫黄島

月曜日のことです。
昼食を済ませた私は、休憩室でお茶を飲みながら、「もっと焚木を!」のクリスマス・イブ特別更新について思案していました。

他のサイト様のように読者参加型の楽しい企画を、と考えてみたものの、今でさえ過労死寸前の状態で掲示板やメールのレスが遅れまくっているのに、読者参加型企画を実行に移すのは無理があります。

結局、いつもの更新と変わらなくなってしまうな、このままじゃ。
どうしよう。

そのとき、近くのテーブルに屯していた隣課の若手社員たちの会話が耳に入りました。

「・・・人数が足りない・・・」

「・・・誰かに声をかけて・・・」

何だろう?仕事のことかな。
見知った連中でしたし、いいかげんクリスマス・イブ特別更新につして考えるのにも疲れていたので、ちょっと声をかけてみました。

「どうしたの?人数が足りないとか言ってたけど。」

「あ、溝口さん。いえ、合コンの話です。」

「合コン?・・・ああ。」



合コンについては説明不要だと思いますが、簡単にいうと「初対面の男女が飲み屋で宴会して、あわよくば気に入った相手を見つけること」です。

私の会社でも若手男性社員が中心となって積極的に行っており、パートの女性社員や同業他社の女性社員、出身大学の女子大生などに声をかけているようです。

このクリスマス直前の週末にも結構企画されているようで、彼氏、彼女の居ない同士が集まって最後のチャンスに賭けているわけです。
仮に彼氏、彼女が見つからなかったとしても、一人きりの週末よりはずっとまし、ということもあるのでしょう。

私が声をかけた隣課の若手男性社員たちも、出身大学の女子大生に声をかけて12/23(日)の夜に合コンを企画したらしいのですが、参加予定だった男性社員がひとり「抜け駆けして彼女が出来てしまったのでキャンセルした(呪)」とのこと。

私も昔は時々参加していましたが、流石に三十代になると若い人たちのノリについて行けず、すっかり遠ざかっていました。
今年も、特に気にしてはいなかったのですが・・・。

「ふーん、男性側がひとり足りないわけだ。」

「ええ、これから誰かに声をかけようかと。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・私でもいいかな?」

「えっ!?」










と、いうわけで、12/23(日)のアフター・ファイブに、
女子大生との合コンに無理やり参加してきます。


参加者は、
都内某大学の女子大生、4名(平均年齢20歳)、
我が社の若手男性社員、3名(平均年齢25歳)、
そして、私こと溝口五位(三十路半ばの肥満体)、となります。


・・・・・なんだか、既に敗北確実のような気がします。
というか、一回り(12歳)以上も年下の女子大生のお嬢様方に話し相手にもなってもらえないような気が・・・。

い、いかん!そんな弱気でどうする!
もしかしたら三十路半ばの肥満体のおっさんが好みという物好きなお嬢さんがいらっしゃるかもしれないじゃないですか!
それは無理でも何とか笑いをとるくらいはできるかもしれないじゃないですか!
玉砕覚悟で突撃あるのみです!(いい迷惑)



当日のレポートは、12/24(月)夜、クリスマス・イブ特別更新の一部としてUPします。
(イブには三回ほど更新を行う予定です。)

尚、万が一上手くいって女子大生のお嬢様をゲットしちゃったら、このお方から追っ手がかからないうちに逃亡します。


  01/12/18(火)   なつかしい街かど

雑文集「束ねた焚木」、シリーズ「こどもたちといっしょ!」に追加。

   第四話 「なつかしい街かど」   第一話 第二話 第三話

なつかしい街かどで出会う、なつかしいひと。

心の奥底に封じこめていた、なつかしい思い出。



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