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検査あれこれ

さまざまな検査をすると思いますが、それについての軽い説明や 少しでも快適に円滑にことを運ぶための私的ポイントを、 エピソードなどを入れながら書いてみます。 少しずつ、随時更新していく予定です。



メニュー
〜検査へ行こう〜 検査室へ。持ち物は?
検査1日目  CT
検査2日目  採血
検査3日目  採血2<@採血室>編
検査4日目  マルク
検査5日目  ガリウムシンチ
検査6日目  ルンバール
検査7日目  MRI
検査8日目  生検
検査9日目  レントゲン
検査10日目 肺機能検査
検査11日目 心エコー
検査12日目 心電図
検査13日目 PET検査<NEW!>




検査室へ。持ち物は?

「何かを持っていくのが面倒だ。何もせず静かに座って 順番まで待っていたい」という人は手ぶらでよいのですが、 検査室に呼ばれてから案外しばらく待たされることも多いです。 早目に呼ばれますからね。

その対処法として、本や雑誌など軽めの読み物を持っていく、 何かすることを持っていくのはどうでしょうか。 ただ、ウォークマンは、呼ばれたのが聞こえないないこともあるので やめた方がいい気がします。

放射線治療で通っていたときは、暇そうな(←オイ)サッカー好きの看護師さん と気が合って、延々と話していたこともありましたが・・あまりこういうのは よくないのかな〜。

貴重品として、財布などお金を持っていく人も いるかもしれません。お金を少しでも持っていくと 検査の帰りに売店などによることも出来ます。 ただし、検査室に忘れないように!



CT


台に横になっていると、人体を輪切りにした断層写真を 勝手に機械が撮ってくれます。痛みなどはありません。 そして機械が新しければ、ほとんど時間はかかりません。

造影剤という、画像をさらにはっきり映す薬を使う場合がありますが、 その薬が全然平気な人と、私みたいにイマイチ合わない人に分かれると思います。 医師がどうしても使いたいという場合はしかたないですが、 調子の良くないときなどは話してみて、造影剤なしでよければそうしてもらうのも アリです。私は今までに2回くらい断りました。あとは我慢して使っています。 薬は数種類あって試してみましたが、私の場合は薬がどれでも基本的にちょっと ムカつきがあります。でも、全く何も感じない人がたくさんいるので私が少数派なのかも しれません。

造影剤を使って はっきり映ったものの方が、細かいところまで見えることはわかっているのですが、 患者としては現実は見たくなかったり(^^;)←小心者



採血


赤血球、ヘモグロビン、白血球や血小板の数を基本に、ウィルスのチェックや その他いろいろなことが採血で調べられます。週に数回(2,3日?)が一般的でしょうか。 血液疾患だから、他の科よりも断然採血することが多いのが悲しいですねー。運命。 取りやすいからといって同じところにばかり針を刺していると、 血管が硬くなってきます。なるべくいろんな場所から取ってもらうのがいいようです。 でも現実問題として、看護師さんは取りやすい所から取りたいし、新しい場所へ変に冒険すると 失敗されることも多いというのがあります。ここら辺は、状況判断で(^^;)

度重なる採血などで血管が硬化してきたな、と思ったら看護師さんに相談してみると 良いと思います。私は、ヘパリン類似物質という成分の入った「ヒルドイド・ソフト」というのを いただいて、塗っていました。ただ、これは「薬によって」硬化した血管には効かない気がします (個人的見解)。

血管が見えない、血管が浮き出ない、と採血に苦戦している人は、採血前に 熱めのお湯を張った洗面器に(*やけどに注意)、ターゲットとなる血管部分を しばらく浸してみてください。お湯が冷めてきたら、お湯を足しながら血管が温まって拡張するまで。 熱いタオルを血管上に置いておくのも良いのですけど、結構時間がかかるし タオルはすぐ冷めます。冷えてきたら意味がないですから、なるべく針を刺す直前にどうぞ。



<NEW!>採血2<@採血室>編


病棟ではなかなかこちらから、注射や 採血のうまい人にしてもらうことが難しい。 担当、割り当てがありますからね・・って、指名して注射している人 いるのでしょうか(^^;)

採血室に関していえば、採血が難しいということを スタッフの方々に「強く」印象付けると、うまくいくと思います。 ただ「私は採血が難しい」ということを言うだけだと、 「まずとってみましょうか」ということになり、 何度も刺される可能性が高いです。

私もはじめの頃は、何度もチャレンジ(針刺し)をしてから 最終的にうまい人にまわされるということを繰り返していて、 どうにか解決せねばと思っていました。

まずは、血管を温めること。 ここ数年は手の甲で採血しているのですが、直前まで いつも温かいお湯につけて、血管を浮き上がらせてから刺してもらいます。 しっかりと血管を浮き上がらせるかどうかでは、だいぶ違いますよ。 温めていると、その後はこちらが何も言わずともベテランの人の所へ 誘導されます(^^;)ありがたい・・。 ご迷惑はおかけしているのですが、かなり助かっています。

蚊からヒントを得た注射針、早く一般的になって欲しい!



マルク(骨髄穿刺) 

採血では調べられない、造血細胞を詳しく調べる際に行われるのが 骨髄穿刺=マルクです。大概の人は胸骨で調べるのでしょうか。 私は胸骨で一回検査しましたが、放射線治療したためそこでの造血状況が いまいちなので、ほとんど腰骨にて検査しています。

この検査を好きな人もなかなかいないと思いますが、それでもしなければならない こともある。憂鬱を少しでも軽減して検査を終えたいのは誰もが願うことですよね(笑)。

・医師によって全然違ったりする。うまい先生は痛みもなく、すばやく終わる。
・腰の場合、お腹の下にタオルや枕を置いて、腰の皮膚をたるまぜずにピンと張ったほうが 良いらしい(とある先生談)。
・麻酔を多めに打ってもらう。普通の量だと辛い人は、先生に頼んでみてください。 私の場合なのですが、麻酔の量を少し増やしてもらうようになってから、 引っ張られる感覚がなくなりました(当然か)。

1. 枕       (皮膚をたるませないため)
2. 麻酔の増量 (感覚を麻痺させるため)
3. ウォークマン (音楽に気を集中させるため)

の3点が私は必需品でした。 検査中はテレビに集中するという人もいました。



ガリウムシンチ


1日目は静脈にガリウムを注射。2,3日後に呼ばれて、 検査室の台の上に寝ます。身体の上をすれすれに 機械がゆっくり移動して調べます。時間は早くて25分くらいでしょうか。 痛みはありません。注射したものが身体の中で炎症しているところに集積するので それを調べる検査です。

私は目を閉じて、楽しい何かを考えたり 計画を立てたり、頭の中で歌を歌ったりしてひたすら20分過ぎるのを待ちました(笑)。 私の中での苦痛は、「動いてはいけない」ってとこでしょうか。 とにかく意識を他にやって、乗り切ります。 ただ横になって特別何をするわけではないので、眠れる人は寝てもいいのでしょうかねー。



ルンバール


いくつか意味があるようですが、基本的に腰椎穿刺のことのようです。 採取される側から見ると、やり方はマルクと同じ感じで骨髄液を調べますね。

これも対処法といえば麻酔の量を増やしてもらうくらいしかないのかな〜。 でも、少し麻酔の量増やしてもらっただけで、かなり麻痺の具合が違いますからね。 結構我慢して耐えている方が多いみたいなのですが、私はもう堂々と麻酔の量を 増やしてもらっていました。だって、全然苦痛が違うんですから(^^;)

私はルンバール、マルクの回数に比べたら2回しかしていません。 早くに気づいていたら、ルンバールでも麻酔の追加を頼んでいたことでしょう。 もしどなたかルンバールで試した方がいたら うまく麻痺したかどうかききたいですね。

採取方法は、寝て横をむいて膝小僧を抱えて、あとは後ろから取られるがまま(^^;) 枕はいらないです。違うことにひたすら集中しましょう!



MRI 


身体の中の原子核から出ている電波を磁器装置を使って動かし、 その動きなどで体内の状態を映像化して見ることができます。放射線は使いません。

狭い装置の中に入るので、閉所恐怖症の方や、私みたいに動くことが 出来ないことが辛い人にはやや試練ですね。痛みなどは全くなく、ただそこに 寝ていればいいだけなのですが・・。対処法は、ガリウムシンチと同じです。

私が初めて入ったのはセキがひどいときで、 仰向けでいることが大変だったです。かかる時間は30分から40分くらい。 25分くらいして、セキがひどくなり「動いたから、もう1度はじめからね」 といわれたときのショックを今でも覚えています(^^;)

最新の機械は、狭くなく時間も短縮している模様。良いことだ。



生検 


「生検」という言葉を知ったのはだいぶ後でした。 手術して取って調べる、というように言われていたもので。 ひとくちに生検と言っても、軽いものからしっかり手術室に行くものまで いろいろあるのでしょうか。

自分の場合は、手術室に行ってストレッチャーに横たわり、 終わるまでに20分くらいかかったと思います。 手術室なんて初めてだし、帽子かぶったり服着たり、過程がなんとも緊張感を 高まらせます(笑)。でも、外科の先生なんてもう数え切れない人数をこなして きていますから、会話が本当に普通で拍子抜け。緊張させないテクニック なのか?いやいや・・。手術中も手を動かしながら、「これかな?違う〜。」などなど 延々と独り言をつぶやく先生(^^;)手術ってこんな感じなのでしょうか。

糸で縫って終了、という段階になって、手術室に電話の音が鳴り響きました。 看護師さんが取ると、執刀医への緊急電話とのこと。「今手術中だぞ!後にしろ!」 と先生は言ったんですが「でも〜」と粘る看護師さん。静観していると、遠くの方で 電話に答えている先生の声が聞こえてくるではないですか。 「先生?!傷口が開いたままですよ、ちょっと〜!!」 と、心の中で叫んでいたのでした。その後無事に傷口をふさいで終了しました。ほ。



レントゲン 


これはおなじみの検査と思いますが、X線による体の画像検査です。 肺の疾患、心疾患、循環器の疾患などその他いろいろなことがわかります。 何度も経験したことがあると思いますし、入院中も度々受ける検査と思います。

ただでさえ、自分のレントゲン検査やらCT検査やら、放射線と お付き合いすることは多いと思うので、大部屋にて他の人がレントゲン検査をする場合 (*患者が検査室まで行けない場合、移動式の機械で、部屋にて撮影します) 部屋を出ることが出来る人は、なるべく出た方がいいと思います。 あまり神経質になることもないかとは思いますが、自分だけでも何度も撮影するし、 気にしながらいるよりは部屋を出て、すっきりした方が良いのではないでしょうか。



肺機能検査 


吸って〜吐いて(+止めて)をさまざまな種類(はけるところ まではいて、その後すぐ息をすえるだけすうなど) 組み合わせたもので、肺の容量や呼吸量その他を測定します。

これがリズムをつかめなくて、いつも 「もっとうまくできたら、もう少しレベル(?)は上のはずなのに!」 とか勝手に思っています(^^;)思いっきり 吐いたり吸ったりするのって結構苦しいのですよね。終わったあと くらくらしているのは私だけかもしれませんが。



心エコー


超音波で心臓の状態をみる検査です。 台の上に横になってゼリー状のものを心臓付近にぬり、そこに 機械をあてながら、モニターで確認しているようです。 痛みも特にありません。基本的にはすぐ終わります。

たまに研修医の方に練習台にされた場合、 まだ慣れていませんから機械を押し付けすぎるわりに イマイチうまく出来なくて、叱られながらやっているのに ずっと付き合わされることもありましたね。

自分が練習台にされると、憂鬱に思う人も多いと思います。 私もはじめは嫌でした(今でも、好んでいるとまではいきませんが)。 この人の為、これから診察を受ける患者さんたちの為、 将来の日本の医療向上の為に役に立っているかもしれない! そうだ、貢献しているんだ!!などと、 おもいっきりずうずうしく前向きに考えてみましょう(^^;)



心電図


不整脈や狭心症など心臓疾患を調べます。 横になって、装置につながる線を心臓付近などに 貼り付けて少し寝ていると検査終了。

私は、病気後からずっと頻脈です。 いつも「歩いてきた直後だからかな?」と、心拍数が 落ち着くのを待たれるのですけど、一向に落ち着かず(^^;) 循環器の診察のときにも何度か 話してみましたが、頻脈ではあるが特別何をするとかはなかったです。

移植の前などには、ホルター心電図と言うんでしょうか、 24時間身につけて記録したりしましたね。 ウエストポーチ状態。はじめはなんだか気になってしょうがないけど、 だんだん忘れてくると思います。 これをつけているときに、同じかんじで病院内でウォークマン聴きながらいるのも いいかも、と一瞬思いましたが、やっぱりかっこ悪いな〜。うーむ。

移植のときは、装置をそばに置いて数日間線を体に貼りつけて計測するのですが、 汗で体からとれてしまうんですよね。 何度もアラームを鳴らしていました。自分で貼り付けてはみるものの、 やはり場所がずれているのでしょう、 ぜんぜん鳴り止みません。画像には、一本のラインが。 でもこれも何度もやっているから、慣れてしまうなんて 恐ろしい。

トイレに行くのに点滴やらいろんなものを引き連れていくのが大変だからと、 心電図をはずしていい時期あたりには、装置を置いて(仕組みは忘れましたが 機械との連結部分をはずして)行ったりしていたので、 アラームが鳴ってばかりでしたね。 看護師さんもわかっているから、来ることなんてありません(いいのか)。

計測期間が終了して装置がはずれたときの、あの開放感。 普通に自由に動けることがこんなにすばらしいこととは! こういうことをわからせるために心電図って計測してたんですね(違います)。



<NEW!>PET検査


このホームページを立ち上げた時点では、話できいたことしかなかったPET検査。その後数回、二つの病院で 検査を受けました。

PET検査は「陽電子放射断層撮影」。注射をして、それにがん細胞が反応するのを映像でとらえます。 すべてのがんがわかるわけではないのですが、現時点では判断材料としてかなり有効な検査だと思います。

検査の流れとしては、受付→問診→注射→休憩→呼ばれたら検査40分くらい?横になっているだけです→終了。 医師からの紹介無く検査を受けると10万円前後かかるようですが、医師の紹介で検査を受けると 2万オーバーくらいでしょうか。




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