カプセル1 お話を「きこう」としてくれること
少しでもいいのです。
患者に話させる間を持ったり「言いたいこと言ってみて」
という態度を示してくれることがとてもうれしいのです。
回診で、自分の言いたいことを伝えたら去っていく先生もいたりします。
ある患者さんが、嘆いていたのをよくききました。
というか、患者達はよく話しております。
患者は医療スタッフのことをよくみています。観察しています。
忙しいから、一人一人に時間をかけることができないことも認識しています。
だから言いたいことのほとんどは胸にしまいこむのです。
もちろんいちいち患者の長い、くだらないおしゃべりや
外側からは妄想的に思えるような心配、不安感も
全部聞いているわけにはいかないとは思います。
心に留めておいて、ちょっとでも意識していただけるとうれしいです。